毎月第二週目のナチュラリスト文化部は、
ジュンク堂書店 広島駅前店 店長 みうらさんのジャケ買い!
今月は(放送中はふわふわしてしまいましたが…)
「いつもと違う世界に連れて行ってくれる本」を
テーマに選んでいただきました!
◎今月のジャケ買い
・両手にトカレフ/ブレイディみかこ/ポプラ社
・異世界に一番近い場所/幽玄一人旅団 清水大輔/パイインターナショナル
・ないもの、あります/クラフト・エヴィング商會/ちくま文庫
今月は、岡さんが『両手にトカレフ』を購入!
スタッフもみうらさんと同じく
「それなの!?」と思ってしまうタイミングでの宣言でした…笑
そして、実は大橋Dが『異世界に一番近い場所』と
『ないもの、あります』をOA後に購入を決断しました…!
全部読みたくなるような魅力的な本、ご紹介いただきました!
今年も8月6日が近づいていますが、色鮮やかにカラーで再現された被爆前の
広島の様子を見に行ってみませんか?広島市西区にある広島蔦屋書店では
7月27日と28日、「記憶の解凍フェア」としてパネル展やトーク
イベントなどが開催されています。
このフェアを企画した広島蔦屋書店の書店員、江藤宏樹さんに詳しいお話を
伺いました。
「記憶の解凍」は庭田杏珠さんが手掛けているプロジェクトで、被爆前の
日常の白黒写真を、AI 技術や当時の資料、戦争体験者と対話する中で蘇る
「記憶の色」をもとにカラー化する取り組み。
2021年には書籍「AI とカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」が
「広島本大賞」も受賞しました。
今回のフェアでは、2階スクエアギャラリーで記憶の解凍の写真パネル展や
庭田さんを迎えてのトークショーも開催されます。この機会にぜひ!!
詳しくは 広島蔦屋書店 をチェック!
今日のナチュラリスト文化部では、現在八丁座で公開中の
映画「奇跡の子 夢野に舞う」監督、沼田博光さんへのインタビュー
をお届けしました。
舞台は北海道・札幌近郊の長沼町。
農家にとっては手を焼くばかりの「鳥」を地元に呼び戻すと
言い出した。その鳥とは絶滅危惧種のタンチョウ。
国の特別天然記念物でもあるタンチョウを呼び戻す活動を続ける
14人の農民たちに密着したドキュメンタリー映画。
長沼町にタンチョウが再び飛来し、ヒナを誕生させるまでに
至った軌跡を、四季折々の美しい田園風景を交えて映し出します。
古くからおめでたい象徴とされ、千円札にも描かれていた
タンチョウヅル。その存在は身近なようで実物を見たことがある
人は少ないですよね?
映画の中では雄大にタンチョウが翔ぶ姿なども見ることが
出来ますし、人と動物の「共生」の難しさを考えさせられる
シーンなどもあります。
ナレーションを務めるのは上白石萌音さん。
八丁座では1日1回(15時15分~)で、7月25日までの
1週間限定公開となっていますので、この機会にぜひ!
「奇跡の子 夢野に舞う」公式サイト
オーケストラを指揮する若きマエストロにインタビュー!
第1回ひろしま国際指揮者コンクールで優勝!
指揮にとどまらず、ピアニストでもあり、文筆活動など
多彩な活動を繰り広げる、大井駿さんにお越しいただきました。
大井さんは、パリ地方音楽院ピアノ科、ミュンヘン国立音楽演劇大学古楽科、
ザルツブルク・モーツァルテウム大学ピアノ科・指揮科、
バーゼル・スコラ・カントルム大学院フォルテピアノ科を卒業され、
指揮者・ソリストとして
東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、広島交響楽団、
モーツァルテウム管弦楽団、など国内外のオーケストラと共演されています。
現在は、ピアノ・指揮・古楽のフィールドでの演奏活動にとどまらず、
オーストリア国営放送や「題名のない音楽会」 に出演、
豊富な知識を基に、文筆活動も行われるなど、
さまざまな分野を横断する稀有な若手音楽家として注目されています。
音楽だけでなく、語学にも熱心に取り組まれている大井さん、
話せる言語は、なんと4ヵ国語!
入試の時の驚きのエピソードやオーケストラとの向き合い方、
気になる「古楽」について詳しく伺いました。
そんな大井さん、広島とのご縁はというと、2022年に開催された
「第1回ひろしま国際指揮者コンクール」で優勝されたこと。
この「ひろしま国際指揮者コンクール」は、2年に1回の開催、
今年も開催年に当たり、8月に予定されています。
すでに、世界の国々からおよそ100人の指揮者から応募があったそうで、
その中から12人に絞られ、1次・2次予選と本選が行われます。
若き指揮者たちをたくさん見ることができる貴重な機会です。
チケットは絶賛販売中!予選は1,000円から購入できますよ。
詳しくは「ひろしま国際指揮者コンクール」の
ホームページをご覧くださいね。