ナチュラリスト読書会


まいったなあ。清水健さん、むちゃくちゃ、いい人だった。
早く着きすぎたことを詫び、
「ありがとうございます、こんな機会をいただいて。」
社交辞令ではなく、温度が伝わる言葉の持ち主でした。

実を言えば、僕の方が清水さんから元気をいただいた。
愛する人を失うという「絶望」を体験した人に励まされる、なんで?!
僕は、励まされたままでいいの?
何かできることはないの?!
その答えを今も探しています。

いつか時間をたっぷりとって、清水さんの講演を紹介できれば。
そんなことも考えつつ。

自分ががんになったら・・・の答えは少しあるけれど
「もし、家族ががんになったら?」
その答えを考えるきっかけに。
この本、おすすめです。

               一文字弥太郎



毎月第二土曜日の、ジュンク堂書店広島駅前店 三浦さんの今月のジャケ買い!
今月のラインナップは…

【ジャケ買い】
パンツが見える。羞恥心の現代史/井上章一
名探偵コナン 犯人の犯沢①/かんばまゆこ
出会い系サイトで70人と実際に会って
        その人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと/花田菜々子
パンダと犬/スティーヴン★スピルハンバーグ
℃℃℃ドリル

【今月のおすすめ】
大日本プロレス公式写真集 COUNT 0/大日本プロレス

でした。
次回のジャケ買いもお楽しみに!



『ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。』
暗記したねー、意味も理解せず。
鉄砲の伝来がどんな意味があるかもわからず、暗記したねー、
「以後予算が増える1543年」。
パスカルの原理もチンプンカンプンちちんぷいぷいだったけど、
とにかく暗記して乗り越えた。

一夜漬けの暗記なので、試験が終わると何も覚えていない。
そんな高校生の頃、こんな教科書があったら、もっと「方丈記」を読んだだろうか?
もっと「方丈記」に感動しただろうか?

「ゆく川の水のように、幸せも、悲しみも流れていく」
「この世は無常だと知らされるとより一層、前向きな生き方になる」
「この世で、幸せになれるかどうかは、心ひとつで決まる」

鴨長明さんのメッセージ、今なら琴線に触れるのだが、
盗んだバイクで走りだしたかったあの頃に、だ。
そんなことを考えた一冊。
今あらためて「方丈記」を読むには最適!
原文もある、方丈庵を訪ねる現地ルポもある、イラストもほんわかしていい。
本棚に置いておきたい良質な一冊だ。

「絶望的な災害や不幸にあっても、命を大切にして生きる」
まさに、今、読むべき「方丈記」ではないだろうか?

          一文字弥太郎



こんなコーナーをやっていると、時々「いい本があるよ」とすすめられることがある。
自薦に「他薦」が加わると、コーナーが軌道に乗ってきた証だ。
とてもうれしい!
広島在住 フリーランスのディレクターにすすめられた一冊が
「男は顔が名刺 ~初対面での印象は0.2秒の「表情グセ」で決まる」

著者のKatsuyoさんが電話で生出演。
顔にはいくつも筋肉があり、筋肉があるということはコリもあり、
コリをほぐさなくてはだめ、いい表情を見つけましょう、と教えてもらった。

アメリカのコメディエンヌ フィリス・ディラーさんの名言にこんなのがある。
『A smile is a curve that sets everything straight.』
スマイルはすべてのことを正す曲線。

衣笠祥雄さんの追悼番組を見て、あらためて素敵な笑顔に魅了された。
満面の笑み!
衣笠さんの笑顔は、すべてのことを正す曲線だったのだと思う。

しかめっ面で、なにかを正すことなんてできないんだ!
賢者は、曲線で正す!
そんな笑顔を持つ人になりたい。
てへへっ。笑ってみた。
               一文字弥太郎



番組の裏方には、ディレクターとミキサー、女子大生スタッフがいる。
ゲストがいなければ、私と岡さんと計5人で進行している。
テレビに比べはるかに少人数、ラジオはこの少人数も魅力だ。
チームなので、みんなで助け合う。いや、助け合わねばならない。
まして、大橋ディレクターは入社2年め、経験も少ない。
みんなで助けなければならないが、「助ける」というのはどういうことだろう?
そんなことを考えながら手にしたのが「極上の孤独」という一冊。

   「極上の孤独」下重暁子 著 幻冬舎新書 780円+税

そして、自分たちのことを振り返った。
『そうだ!最強のチームは「極上の孤独(者)」の集団ではないのか?!』
ディレクター、ミキサー、女子大生スタッフ、そしてパーソナリティ
それぞれが自分の「孤」を見つめ、「極上」を構築すれば・・・
間違いなく、チームはさらに強くなると思った。

この本にも引用されている
16世紀スペインの詩人、サン・フアン・デ・ラ・クルスの詩が素敵だ。

   『孤独な鳥の五つの条件』
  一つ 孤独な鳥は高く高く飛ぶ
  二つ 孤独な鳥は仲間を求めない,同類さえ求めない
  三つ 孤独な鳥は嘴 (くちばし)を天空に向ける
  四つ 孤独な鳥は決まった色をもたない
  五つ 孤独な鳥はしずかに歌う

きょう、大橋ディレクターが「ここの曲、カットしましょう。いいですか?!」と。
もちろん!!
僕たちは、瞬間にひらめく、孤独なディレクターの演出で生かされているのだ。

     一文字弥太郎



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