昔は、よく怒ってたなあ。
あれ、自分を鼓舞したかったんだよね。
うまく行かないことを自分より弱い人のせいにしたかったんだよね。
もっと言えば、徹底的に『支配』したかったんだよね。
すべてこっちの都合で、怒られる人にとっては、とても迷惑な話だ。
「ごめんなさい」と何度謝っても足りないだろう。
自分も理不尽に怒られて、やっと気づいた。
怒る人は、だめだって。
その時、猛烈に反省した。
読書会でこの本を紹介したら、50歳代の女性から
「結婚してからずーっと、姑と夫に怒られている。
昔は反論して怒り返していたけど、今は心の中で笑ってやり過ごしている」、
というメールをいただいた。
そう、怒り返すなんてもったいない。怒りは、喜びを破壊するのだから。
気づいた女性には、きっと喜びが訪れているはず。
気づけよ、いい年した姑と夫よ!
というわけで、この本、あなたの家の本棚に、ぜひ。
一文字弥太郎