今、この原稿は石垣島で書いている。
昨日から台風の影響で雨模様。
最初の4日間で仕事は片付けた。
風は強かったもののいい天気でいい撮影ができた。
撮影も終わっているので帰ってもいいようなもんだけど、
予定されている日程はいたいじゃないか。
未練がましくも後一回海に行けないかなあと思ったりしている。
VRでやり残した撮影があるのだ。まあ、趣味の撮影なんだけどね。
まあそれはともあれ、今回は大きく三つの仕事を持っていった。
LCC飛行機のバリアフリー具合を試すこと。
JINRIKIというまさしく人力車のように
車椅子の前輪を上げて引っ張る器具のレビュー。
そして登嶋さんのVR旅行の素材撮影。
ここでは、JINRIKI について話そうと思う。
JINRIKIは災害の時や、車椅子では走行しずらい浜辺や、
山道など今まで無理だったようなところも装着していけるようになる。
車椅子の足おき辺りに装着して介助者が引っ張る。
車椅子の前輪(小さい車輪)を持ち上げる感じになる。
大きい車輪だけで道を行くといつもの数段進みやすくなる。
凸凹道もまあ、いける。
砂浜は、普通の場合一歩も動けないがこれをつければ、進む。
ボクは、以前から遊ぶ車椅子が欲しいと言っているが、
このJINRIKIがあればほとんどが解消されるんじゃないかと思うぐらい。
水辺に行く車椅子、このように悪路を進むための車椅子。
シャワーを浴びる車椅子。
雪の上でも走れる車椅子。
新幹線で邪魔にならない車椅子。
馬力のあるモーターがついている車椅子。
みんな別々。
それらを一個にまとめた車椅子があれば
子供の車椅子乗りだってボクのように大人の遊び好きだって
どこに行くんでも一個の車椅子で済んじゃうじゃないかって思ってる。
想像してみてほしい。
小さな子供の車椅子乗りが
いろんなことをして濡れたっていい車椅子で遊ぶ姿。
ちょっと話はずれたけど、
このJINRIKIは万が一のために我が家に置いておきたいと常々思っている。
最近では介護保険でも借りられる。
災害の時の沼地、瓦礫の中だって苦労するだろうがこれがあれば進む。
車椅子単品ではまず不可能だろう。
今回は南の島で砂浜を試したが持ち手の長さ(作用点の長さ)が
人の背の高さによって合わないんじゃないかとか、
長さを調節する部分がスムーズにいかないとか、
取り付ける部分の幅をもう少し狭くできないだろうか?とか
使った二人から色々意見も出た。
どうしてこうなっているか理由もあるんだろうから、
聞いてみたいねってことになった。
JINRIKIのおかげでいろんなところに今回も行けた。
長野にある会社の発明品で6年前ぐらいに福祉用具機器店で出会ってから
大好きなアイティムである。
これをつけたままの車椅子が作れたらなあと思っている。
車椅子でも皆と同じように出歩ければいいのにって思っている。