今週のハイライト

皆さんは「メルカリ」をご存知だろうか?
無料で使えるフリマアプリである。
スマホやパソコンにアプリを入れて自分の家の不要なものや、
見知らぬ誰かの不要な出店したものを売ったり買ったりできるサービスだ。
「限りある資源を循環させてより豊かな社会を作ろう」
という創業者の思いで2013年にできた。
それがあれよあれよというまに上場までした。

ボクも売ったことはまだないが、昔の雑誌の付録で欲しいものがあって
探していたらメルカリにあった。
仕事で必要だったアイドルのカードだったんだけど、
同じものでも300円から2200円ぐらいまで値段もまちまちだった。
そんなに人気のあるような人のものでもないので、たくさんの出品があった。
新品、袋から出していないってものを選んで600円ぐらいだった。
捨ててしまういらないカードをスマホで写真にとって出店。買い手がつく。
探しても探しても見つからなかったものが高額で取引されている事もある。
出す人が自由に金額を決められるのもいい。
「この洋服高かったのよね、そんな値段つけたら売れないって
言われてるけど、私はいくら以上じゃないと。。。。」っていう人は
高く値をつければいい。売れるかは別問題だけど。

今まで利用者は20代30代の女性が圧倒的に多かったらしいけれど、
このところシニア層の利用がグッと伸びているんだという。
メルカリに限ったことではない。
楽天の『ラクマ』などでもかなりのシニア層の利用者が
増えているんだという。
もちろんシニア層に向けて、2016年あたりからスマホ教室や
フリマアプリ教室などを地道に続けてきた「フリマ」や「メルカリ」の努力も
あるんだろうけれど、この1年、新型コロナウイルスによっての
巣ごもり需要。家にいるから大掃除をしよう、不要なものを売ってみたい、
ということがこのところの伸び率の要因だろう。
20代30代のお金を得るためが第一目的というのとも違う。
「終活」を兼ねて一石二鳥。
そして「ちょっと面白いこと見つけちゃった、
それで数百円でもお金になるんならなお、面白い!」
そんな高齢者ネットワークのクチコミでかなり伸びているという。

知人の話だと、
「今までメールだって苦労していた祖母(77歳)が、
メルカリは教えたらなんとなくこなしてる。
で、それきっかけでスマホも使うようになった。
商品の写真を撮って出店している。
この前なんてむかーーーしの着物の刺繍の襟を出店して、
8000円で買ってもらった」と喜んでいた。
いわゆるビンテージ。高齢者にとっては捨てられなかったけど箪笥の肥やし。
おまけに手作りマスクまでつけて御礼に送ったらしい。
コンビニに行ってメルカリ送付専用の箱まで自分で買って取引を完了した。
「楽しいの」そう言って次のものを押し入れの中から物色中らしい。
我が家にも何かあるかな?



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