今週のハイライト


今月のキーワードは「オンライン資格確認」
株式会社レスコの福山俊雄専務に教えていただきました!


お恥ずかしい話だけど、ボクが出演している
塚本晋也監督の「六月の蛇」という映画がある。
上映から20周年を迎えるという。
2002年に製作された映画である。

一応、ボクはその映画の主演男優だ。
もちろん素人のボクを起用した監督の狙いは多分的中した。

もう頭のてっぺんが禿げかかっていたボクだったが、
当時住んでいた蒲田の理容室で頭のてっぺんを、
ツルツルに剃って撮影に挑んだ。
その曲折した夫であるボクの内面がきみ悪く現れた。

塚本監督や主演女優の黒澤飛鳥さんの妻りん子、
塚本監督が扮した脅迫をする男の圧巻の演技で、
2002年のベネチア国際映画祭で審査員特別対象を受賞した。

ベネチア国際映画祭の上映会では、どんな評価を受けるか、
上映中もブルートーンで全編が流れる中
どの場面も刺さって動けなくなるような感覚を味わった。

エンドロールが流れて映画が終わると、
あのワイドショーでよく見るような拍手喝采。
スタンディングオべーション。
黒川あすかさんや塚本監督はその日のうちに一躍有名人になった。
食事に行っても「素晴らしかったよ」と声をかけられた。
人生で、ベネチア国際映画祭の受賞する素晴らしい映画に
出演できたという奇跡な過去だ。

あれから20年も経つのに作品は生き続けている。
アメリカでBlu-rayBOXが発売されたり、
イタリアでは、20周年を記念して塚本監督の出した小説「六月の蛇」も
イタリア語で発行された。根強い人気だ。

映画「六月の蛇」は6月3日より宮城フォーラム仙台や大分、
別府ブルーバード劇場を皮切りに大阪、北海道など
さまざまの映画館で上映される。
6月11日の東京上映の折には塚本監督の舞台挨拶も行われるそうだ。
いい作品は生き続ける。



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