今週のハイライト


今月のキーワードは「医療DX」。
日本の医療・介護が抱える課題に対応するため、
デジタル技術を使ってその持続可能性を確保しようという動きがあります。
昨年10月、内閣に医療DX推進本部を設置することが閣議決定され、
2030年までに電子カルテの普及率100%にすることを目標に、
医療DXの取り組みも2030年までに完成させることを目指しています。
株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。


車椅子トラベラーの三代達也氏の講演会にお邪魔した。
旅行会社HISのユニバーサルツーリズムデスクと
スペイン政府観光局と三代達也さんのコラボ企画だ。

三代達也さんは世界30ヵ国以上を車椅子で旅をしている。
今は沖縄に移住、そこを拠点に世界中で旅をしたり
様々な情報を公開して活躍している。

昨年末、三代君が「パパ、スペイン行ってきたよ、車から降りたらすぐが
観光地ってところがたくさんあった、車椅子でも行きやすい国だよ」
と話してくれた。

イメージでスペインって
車椅子にはちょっと手強い国だと思っていたので意外だった。

今年のボクのテーマが「旅に出る」だ。聞きにいかないわけがない。

スペインでは、障がいのある人もないひとも、
全ての人が平等の権利を得ながら暮らせるように
各地でユニバーサルデザインの街づくりが進められ
まだ地域で差はあるものの、いろいろなところにスロープがつき、
バスやトラムもバリアフリー化がすすんでいるという。
スペイン政府観光局も2020年から
そんな「障害者や高齢者にも旅がしやすい街」として
プロモーションを行うようになったとのこと。

例えば障がい者車両だったら、
プラド美術館など事前の許可を取れば美術館に横付けにもできるという。
セビージャ大聖堂や、サグラダファミリアも
一部介助が必要だけど車椅子でも問題なく見学できるそう。
車ですぐ近くまで行ける。
事前予約は必要みたいだけど、日本とちょっと違うのは
入り口付近まで車椅子で行けるってことか。
まだまだ日本では少ないシステムだ。

余談ではあるが、先日訪れた茨城県近代美術館も
裏口の平坦な場所まで車で入れるようになっていたなあ。
日本もそうなってきているところもあるんですね。
けれど、そういう面ではスペインの方がずいぶん進んでいる様子。
スペインで宿泊したホテルの動画が紹介されたが、
そのホテル「イルニオン」は
完全ユニバーサルデザインをコンセプトにした世界でも珍しいホテル。
クローゼットのハンガーだって
車椅子に乗っていても取りやすいように工夫されていたり。

従業員の7割がなんらかの障害を持っているとのこと。
だからホテルの使いやすさは実証済み。
いろいろな意見を出し合ってホテルができている。

ボクが日本で温泉に行ってバリアフリーの部屋に泊まっても
温泉に入れなかったなんていうことはボクの経験でザラである。
そんな本末転倒な話はなくてスミそうだ。

対談の話の中で、ツーリズムや政府観光局で
紹介の写真がたくさんあった方がいいと三代くんが言っていたけれど
ボクもそれは同感である。
泊まるホテルを決める時にもどれだけ口コミやホテルの写真を見ることか!
みんなが思っても見ないところの写真がないか色々な写真を探す。

エントランスはどうなっているか?階段はあるか?洗面所に段差はあるか?
洗面所の流しの下は棚になっているか?
それとも車椅子で足は入るようにくり抜いてある形か?
シャワーが風呂の外で使えるタイプか?もしくはシャワールームがあるか?
視覚障害だったら?聴覚は?そんな色々な条件を探して写真を見まくる。
思っても見ないことが必要だったりする。

皆さんが何気なく投稿している写真の一つ一つを見る。
障害も様々で、一人として同じ人はいない。
だからボクの場合はこれがあった方がいいなんていうことは人によって違う。
全てが整っていることはないから
なるべく合うところを探すために写真が必要なのだ。
そんなように人によって必要なものは違う。

スペインに俄然行きたくなった。
こんな少数派の情報を発信してくれてありがたい。
でも絶対必要な情報なのである。
それがないとでかける勇気もなかなか出ない。



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