今年で50回目を迎えると言う国際福祉機器展。
9月27日からはじまった。
コロナの規制が無くなったせいもあるかもしれないが、
ほんと今年の来場者は外国の方が多かった。
学生らしき制服を着た団体が韓国語を話していたり、中国語を話していたり。
海を渡ってこの福祉機器展をみにきたのか、と感慨深い。
たまたま開場前の時間を隣り合わせに座っていたご夫婦は
韓国の秋夕(チュソク)という名節の大型連休で
お墓参りに必ず行かなければならない時期を
こちらに来ていると話されていた。
韓国で老人施設を作りたいそうで、その大切なお墓参りをパスして、
国際福祉機器展にやってきたと片言の日本語で話してくれた。
話のきっかけは、ボクが乗っている車椅子がかっこいいけど、
みたことがないメーカーですと、話しかけてきてくれた。
willという車椅子で広島のモルテン製。
たしか、今年はwillもブースを出していると思ったけど。そんな話をした。
まあ、実際話すのは妻なんだけどね。
同じくらいの年かと思ったら1回りもしたでした。
オープンしてボクは待ち合わせもあったのでおわかれしたけど、
気になって始まってからモルテンのブースにも行ってみました。
車椅子のほかにもベッド用のマットだとか、色々展開されていた。
なんとなくかっこいいというコンセプトは健在なんだなって
ひそかにファンのボクは嬉しい。
あ、そうそう、車椅子ラグビーの車椅子に乗ってタックル受けてきました。
ハードとソフトがありますってぶつかり具合も選べるみたいだったけど。
ハの字に付けられたタイヤはくるくる小回りが効く。
身体が車椅子と一体化した感じだった。
ああ、ここに来るとまだまだ頑張れる何かがあるんじゃないかと毎回思う。
今月のキーワードは「ドラッグロス」。
「ドラッグロス」とは、
海外の大手製薬が日本市場に新製品を投入せず、
治療効果の高い薬が日本で使えなくなる、というものです。
このドラックロスが、今後更に深刻化すると言われています。
似た言葉に「ドラッグラグ」があります。
「ドラッグラグ」とは、他国の薬が日本で未承認のため使えない、
日本で既に発売されているが、発売までの時間が他国に比べて長かった、
という時間の差(ラグ)のことを意味しています。
このドラッグロスやドラッグラグ、国内で問題となっています。
原因は、日本の薬価制度=国で決められる薬の値段(薬価)のあり方。
コロナウィルスへのワクチンや治療薬の開発の遅れも露呈し、
医薬品の開発力の低下や、世界市場での存在感の希薄化が懸念されています。
このままでは、治療効果の高い新しい薬が使えない、
希少疾患に効く薬が国内に入ってこない、といった
問題につながってしまう可能性もあります。
この状況を打開するためにも、薬価の考え方を変えたり、
国内メーカーが新薬を開発できる環境づくりが必要です。
株式会社レスコでは、電子カルテのデータが標準化されることで、
治験や創薬に活用できる環境づくりが重要、と考えられています。
株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。
今月5日、森林保全活動をされている
公益財団法人の奥山保全トラストが、中国地方で初めて森林を取得、
というニュースが。
奥山保全トラストでは、自然環境や文化財を
地域の人たちが募金を集めて買い取る、寄贈するなどして、
保護・管理していく「ナショナルトラスト運動」に取り組まれています。
公益財団法人 奥山保全トラストの 米田真理子理事長にお話を伺いました。
奥山保全トラストは、奥山の水源域の天然林を
開発されることが無いよう買い取って、
何にも代えがたい財産として保護している団体です。
今回取得された場所は、廿日市市の吉和地区と、安芸太田町平見谷地区。
広さは合わせておよそ20haあるそうです。
中四国地区 初の取得となりました。
気になった方、ご協力したいという方、
「奥山保全トラスト」で検索してみてくださいね。
再来週、23日(祝・土)に、三原市の大和町で、
「コメサンタフェス」というイベントが開催されます!
「コメサンタ」の 吉岡 康仁さんにお話を伺いました。
17代目米農家の吉岡さん。
お米+サンタクロースの「コメサンタ」として、
お米の文化を守る活動、コメサンタフェスを開催されています。
農家を継ぐ際に、田舎の過疎化や
農家が減っていることを身をもって感じ、
お米を広めるため、現状を若い人に知ってもらうために、
活動を始めようと決意された吉岡さん。
コメサンタフェスは、今回2回目の開催となります。
イベントの内容は、稲刈り体験と収穫祭。
大和町にある、吉岡さんの田んぼと亀山神社を会場に開催されます。
お子さんに、お米の文化に触れてほしい、という思いから、
小学生以下は参加料無料となっています。
大人は、一人4500円、何人お子さんを連れて来られてもOKだそうです。
収穫祭では、音楽フェス、餅まき、手持ち花火が行われ、屋台が出ます。
お子さんには、クラウドファンディングで集めた、
1000円分の屋台チケットが配られます。
コメサンタフェスは、23日(祝・土)11時30分受付開始です。
大人の参加チケット販売は、BASEから。
電話での予約や、当日の参加も受け入れているそうです。
みなさんもぜひ、お米文化を学びませんか?