今週のハイライト

今年も終わりますね。一年色々なことがありました。
ボクが動けない体になりとても精神的に助けられてきた活動のひとつに、
このラジオでも何回も何回も紹介してきたVRがある。

この3年、ボクがハマっているのはVRでのお絵描きだ。
仮想の空間ではあるが、3Dで絵を描く。
積み木のように立体で建物を作るように絵を描く。
家を描くなら上から見た図、四方から見た図、全てを描く。
なんなら家の中のテーブルも壁紙も本棚も立体で描く。
さらにこの数年はボクを3Dデータ化した写真?も
その中に入れられたりするので、家の中にボクがいるみたいにもできる。
さらにさらにだ、その立体の絵を、スマホなどを通して見れば
現実世界のなかにポンとそれがあるかのように映し出されたりもできる。
ボクが書いた絵が立体でそこにあるかのように。

こんなお絵描きの他にもVRはたくさんの夢をボクに与えてくれた。
それが仮想旅行だ。

ボクにVRを教えてくれた登嶋健太さんは、
VRなんて言葉が世の中に出る前から、
高齢者施設でバーチャル旅行を届けてきた、その道の専門家だ。
VR(360度映像)で撮った風景やその場所を出歩けない方々に届けてきた。
ボクも入院中に何度も自分がリクエストした地を見せてもらい、
次は自分で実際に行ってみたいと、勇気付けられてきた。
また、もう絶対に行けないだろうなあと思うような高い塔の上からの景色を
代わりに撮ってきてもらい自分も行った気分を味わった。

今度は、南アフリカに、映像を撮りにいくそうだ。
なかなか、サファリには実際行けないからなあ。
ぜひぜひ頑張って欲しいと応援しています。

登嶋健太さんはいま、日本人唯一の公式サファリガイドの
太田ゆかさんとタッグを組みクラウドファンディングを実施中。
楽しみに待っている子どもたちや、施設の皆さんや
これからそんな映像見てみたいって思う方々のために、
ぜひ応援してください。

クラウドファンディングは、「こちら」から。



今年最後のDear Partners、2023年のキーワードをもとに
1年を振り返ってお話しいただきました。

超少子高齢化が進む日本、社会保障制度の持続可能性が問われた年。
医療・介護・福祉従事者の方々の賃金上昇などを目的として、
来年4月の診療報酬、介護報酬、障害福祉報酬の改正内容が報道されましたが、
年々増加する社会保障費は、国民一人一人の肩に大きくのしかかっています。
ただ、医療・介護・福祉領域の労働環境の整備も重要な課題となっています。

一方で、薬価等の改定はマイナス1.0%に。
医療費の抑制のために止むを得ないことですが、
ドラッグ・ロスの要因につながる、悩ましい課題となっています。

ムダのない効果的な医療・介護・福祉サービスの
提供に向けた根拠に基づく施策の実行と、
私たち自身の健康寿命を延ばしていくための取り組みが重要となってきます。
そこで効果的なサービスを提供するための施策に
準備が進められようとしているものが医療デジタル・ツインです。

その実現には、電子カルテ情報共有サービスや
科学的介護情報システム「LIFE」、
「全国医療情報プラットフォーム」の実現が急務となります。

社会システムのDX化が更に進めば、サービスの効率や質も上がります。
限られた資源のを技術の利用で有効活用していくことが求められるそうです。
その実現に向けて、レスコさんは電子カルテの標準化と、
よりオープンなヘルスケア技術の実現に向けて
最大限の努力を重ねていく、とのことでした。

株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。



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