今週のハイライト


今日のキーワードは「SODA(ソーダ)」。
精神保健医療の若者向けワンストップ相談センターです。
Support with One-stop care on
Demand for Adolescents and young adults in Adachi
の頭文字をとった名称で、
若年者の様々な困難や悩みについて、どんなことでも
「そーだ、SODAに相談しよう」をキャッチフレーズとしています。

生涯に5人に1人が精神疾患を経験するという時代、
精神疾患の70%は25歳までに発症しているそう。
若者たちを対象とした早期介入の重要性とされています。
ただ、精神科医療機関の受診には心理的な高い障壁があります。
気軽にメンタルヘルスについて相談できる窓口として誕生しました。

SODAでは、精神科医、精神保健福祉士、 公認心理師などの専門チームが
相談者に合った方法で問題解決に向けた相談に応じてくれます。
開設から1年で、200件以上の相談が寄せられ、
相談支援対応回数は、延べ2000回を超えているとのこと。
気軽にこころの相談に行ける、「心の保健室」のような場所が
全国に増えていけば、社会を変えられるかもしれませんね。

株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。



10月12日沖縄で
「ゆいまーるビーチフェス」というイベントに参加してきた。
ゆいまーるっていうのは沖縄の言葉で
「助け合う」「一緒に頑張ろう」みたいな方言なんだけど、
まさしくこのビーチフェスはそういうイベントだ。
ボクの参加は、去年に続いて2回目。
車椅子トラベラーの三代達矢くんが実行委員長を務める。

三代くんは10代の時に交通事故で脊髄損傷を起こし車椅子生活に。
でも紆余曲折の末、世界一周の旅を車椅子でして
ちょっと前から沖縄に移住して生活している。
沖縄に移る前、我が家と家が近かったのでよく焼肉を食べに行った仲だ。
三代くんが「このフェスをきっかけに障害を持っていても車椅子でも
旅をどんどんしてもらいたい」と言っていたように
フェスで出会った若者で、
「初めて飛行機に乗った」「一人で初めて旅に出た」
なんていう車椅子乗りの方々とも話せた。

ボクは久々に海に入った。
大きな浮き袋のようなタイヤをつけた専用の車椅子で砂浜から海の中へ。
たくさんのボランティアの学生さんや、スタッフに助けられて海に入った。
猛スピードのバナナボートにも乗った。
いろいろな方達と砂浜でゲームにも参加した。
「ゆいまーる」そんな言葉がなくたってここはフツーのこととして
「ゆいまーる」ができているんだろうなあという感じのイベントだった。
「また来年も来るね」そう話して別れた。

僕たちはもちろんこのフェスをきっかけに
ふたりチーム10数人のチームで沖縄まで来た。
三代くんが望んでいた「きっかけに旅を!」を満喫した。





今回のキーワードは「厚生労働白書」。
日本の厚生労働省が毎年発行する報告書です。
国民の健康や福祉、医療、労働に関する政策や現状、課題についてまとめられ、
厚生労働省の取り組みや成果、今後の政策方針について、
国民に伝えることを目的とした報告書だそうです。
厚生労働省のホームページから誰でも無料でダウンロードできます。

令和6年度厚生労働白書は、今年のテーマについて掘り下げる第1部と、
厚生労働行政の施策をまとめた第2部の2部構成で、第1部のテーマは
「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」です。
子育てや介護の重要性が増し、急速なデジタル化が進む中で、
孤独・孤立の問題も深刻化、社会環境の質を向上させるためにも
「こころの健康は人間の健康を支える土台」としています。

第2部の「現下の政策課題への対応」では、
医療DXの推進に対する強い覚悟が記述されており、
サービス提供体制がDXありき、とよくわかるようになっています。
厚生労働白書、ぜひご一読ください。

株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。



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