今週のハイライト


皆さんは香港と聞いてどんなことを思いつくだろうか?
夜景に飲茶などの中華料理。
ショッピングに、ジャッキーチェンやブルスリーの香港映画、
狭い街に高層ビル、最近では、デモや政府のニュース・・・
イギリス領だった香港、中国に返還された香港。

ボクがよく香港に行っていたのは40年前から25年前ぐらいだ。
「中国に返還されてしまったらどん変わってしまうんだろう?」
その心配をよそに返還後すぐは目に見えた大きな変化もなかった。
円高だったこともあってそのころは買い物天国だった。
イギリスの影を大きく残した香港がとても魅力的に見えた。
イギリスのものは近くの国で安く購入できた。
最後に訪れてから20年ぐらい経ってしまうなあ。
そんな印象しかなかった混沌とした香港。

今回は老人ホームの視察のため香港を訪れたのだが、
土地が狭い香港では高齢者問題でも独特なものがある。
日本はすでに高齢者社会を迎えているが香港はその入り口に立ったところ。
でも2050年には香港も3人に1人は高齢者となると言われている。
日本と同じようにか、日本よりも老人比率は深刻になっているかもしれない。

日本のような介護制度はまだない。
香港の特長的な背の高いビルにたくさんの人が住んでいる。
施設を建てるのにも土地がない。
日本のように路面に家やビルを老人ホーム専用になんて
建てることは不可能らしい。
苦肉の策としてその背の高いビルの2階や3階ぐらいの部分に
(大抵1階は店舗)
老人ホームの機能を持った施設を作ることは多くなってきたという。

拝見した施設の個室は本当に狭い。
ベッド2台分ぐらいのスペースにベッドが置かれている。
残りに車椅子で入ったら人が一人立てるかな?そんな感じのスペース。
それでも中の上流くらいのランクらしい。
日本の施設の方が箱だけ見たらいいような気もする。

しかし、ボクが思った香港の良い点は、
暮らしていたそのアパートの下に施設があるので家族はいつでも行ける。
別に部屋ができた感覚だ。
そんなのが日本にあってもいいと思った。



今月のキーワードは『API』。
あまり聞き馴染みのない言葉ですが、APIとは
「Application Programming Interface」の頭文字を
とったもの。
「異なるソフトウェアアプリケーション同士が情報を
相互利用するためのルールや仕組み」のことです。

APIには様々な種類がありますが、一番広く使われている
API方式は REST API。Webサービスやクラウドサービス
との相性が良いため、SNSの投稿データを取得したり、
オンラインショッピングの在庫情報を確認したりするのに
使われています。

医療の世界では特に病院の情報システムにおいては
今年1月に厚生労働省の医療DX推進チームにてAPIへの
対応方針が検討されました。これによると2030年までの
出来るだけ早い時期を目標に病院に導入していく方針なんだ
とか。
例えば病院の電子カルテがAPI連携によって接続されると
生成AIなどの最新サービスだけでなくWEB診察予約などの
従来型サービスとも連携することで患者さんの利便性向上
も期待されています。

APIという言葉に馴染みがなくても、私達の生活は
どんどん便利になっていっているんですね。
これからの医療サービスの進化にも注目です。

株式会社レスコの福井啓太さんに教えていただきました。



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今月のテーマは「押さえておきたい結婚式の服装マナー」!




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