先週、以前お世話になった北海道の登山ガイドさんの
フェイスブックを見ていたら「おお!」と思ったことがあった。
auが衛星通信を一般向けに始めたのだ。
衛星通信とは、通常の携帯電波が届かない場所での通信手段として使う。
山奥、離島、災害時など地上の基地局が使えない場面で役立つ技術で、
各社が導入を進めています、という話は聞いていた。
au(KDDI)は2024年4月に、米SpaceXのStarlinkと連携して
日本での衛星通信サービスを開始した。
それが、2025年4月10日には、スマートフォンと衛星が直接通信できる
「au Starlink Direct」を開始したのだった。
利用には「空が見える場所」ですと
情報では聞いていたので早速ダウンロード、
自分の家で空を向けてやってみたがなんの反応もない。
当たり前だね、電波はバリバリ5Gが生きている。
新し物好きのぼくは早速試したかったけど断念。
それから数日、その登山ガイドさんが
山奥の電波が届かない場所から知人にSNSを送っている。
「今、衛星通信中。届く?」と送り、
お相手から「届いてるよー」との返信。
僕はそのメッセージを見ただけで「おお!!!」と嬉しくなる。
サービスは現在、
一部機能(テキストメッセージや緊急地震速報など)に限って
無料で提供していると聞いた。無料だって??すごい世の中だ。
海の上でも、遭難や災害など本当に必要な時に
かなり有効に使えるんではないかな。
今後はデータ通信にも対応予定です。
利用には「空が見える場所」である必要があり、
建物内や地下などでは使えないそうだ。
一方、楽天モバイルも低軌道衛星(LEO)を活用した通信サービス
「Rakuten最強衛星サービス」の開発を進めているそうだ。
2025年4月23日には、日本国内で初めて衛星を介した
スマートフォン同士のビデオ通話に成功したと発表していました。
本格的なサービス開始は2026年第4四半期を予定しているそうだ。
そんな話をしていたら「でもiPhone、ライブ会場とかの
地下の電波が届かないところで衛星マークつくよ」とのこと。
iPhone 14以降の機種にはApple独自の
衛星経由の「緊急SOS」機能が搭載されているそうだ。知らなかった。
キャリアに関係なく、電波が届かない場所でも
衛星を使って緊急メッセージを送ることができるそう。
ただしこの機能も空が見える場所でしか使えず、
地下や屋内では利用できません。
iPhoneに「衛星マーク」が表示されるのは
この機能が作動している時とのこと。
現在の衛星通信はまだ限定的な利用にとどまっているそうですが、
災害時には活用される機能ではないんだろうか。
今月のキーワードは「孤立とAI」
日常の中で、ふと「ひとりぼっちだな」と感じる“心のすき間”を、
いまAI、人工知能がそっと埋めてくれたり、
人と人の心の距離を繋げてくれるかもしれない、とのこと。
日本で「孤立」がとても深刻な社会問題になっている今、
注目されているのが「AI=人工知能」です。
AIが人と会話できる技術が大きく進化しています。
たとえば、石川県小松市の特別養護老人ホーム「自生園」では、
AIカメラが入居者の動きを見守り、
異変があれば職員に通知するシステムが導入されています。
富士ソフトという企業が開発した会話ロボット「パルロ」は、
施設内で歌を歌ったり体操をしたりしながら、
高齢者の話し相手になっているとのこと。
さらに今、就労支援の現場でもAIが活躍し始めています。
東京の「パパゲーノ Work & Recovery」という事業所では、
心の病や発達障害を持つ方が、自分のペースで
ITスキルを学びながら働くことに挑戦しています。
ChatGPTのようなAIが「AI支援員」として導入され、
文章を書く際にヒントをくれたり、文章を整えてくれたりします。
パパゲーノでは、AIを“社会とつながるためのツール”として活用し、
利用者の自信や表現力を育てる支援につなげています。
一見、正反対の存在のように思える孤立とAIですが、
AIはやさしく寄り添う“つながりの橋”になり始めています。
生成AIは、心の表現や対話のハンディを補う、
新しい「義手・義足」になり得るのかもしれません。
株式会社レスコの菅野陽一郎さんに教えていただきました。