以前話した事がある「福祉を超えろ!わたしの居場所」
という企画が一歩前進した。
今メタバース界でもっとも輝いているVR
アーティストのせきぐちあいみさんがスペシャルアドバイザーに就任し、
東京大学の登嶋健太さんと社会福祉法人千楽という障がい者施設が
プロジェクトを実行する。
そして施設の障害のある皆さんが描いたVRアートの展覧会を
東京会場でするために、クラウドファンディングを実行している。
2日目には目標額を達成するというありがたい経過だ。
世の中での注目度もかなりなものなんだと思う。
これからの8月20日の最終日までは、東京だけではなく、
各地で展覧会を行えるように目標額をアップしていきたいと話している。
東京の次はなんと、広島で開催する予定だ。是非是非、実現したい。
ボクら夫婦も共作でVRアートの作品を描いてNFTに出品するという暴挙で、
このプロジェクトに参加している。
その僕らの方法が、これからの施設の障害を持った方々の
モデルケースになってくれたらいいと思う願いを込めて。
「発達障がい」「引きこもり」の方に以前からも
創作プログラムは広く活用されている。
絵画や、染色、農作業に至るさまざまな創作活動というのは
当事者の心が見えることもある。
普段喋る事が苦手だったり、感情をうまく表現することができなかったり、
コミュニケーションを取るのが苦手だったり。
そんな方々にさまざまな創作活動を通じて新しい自分の発見や、
今までできなかったことの扉を開いたり。
そんなことに有効な事があるんだそうだ。
新しい取り組みとして、VR(人工現実感)の中に作り出すアートを
施設の皆さんに描いてもらっているのだ。
ボクには、高次脳機能障害や、半身麻痺、言語障害などの
さまざまな障害を持っていて、控えめに言っても
現実の世界ではちょっと苦労する。
できないことも多いし、いけない場所があったり、感情を抑え込んだり、
喋れないことへのストレスなどなど。
でも、VRの世界に行くとそんな体が自由になった気がするのだ。
もちろん神足裕司のものでいてもいい。
だけど、VRのゴーグルをかぶったボクは別の人間になってもいいわけだ。
車椅子に乗っている神足さんではない。本当に自由がそこにはあるのだ。
そんな自由を各地の皆さんに見てもらいたい。
で、全国のさまざまな方に展覧会でお会いしたい。
障害を持った方々もそうでない方々も。皆さんもぜひ。
クラウドファンディングは、「障害者、VRアート」で
検索して貰えばヒットする。
広島で開催し皆様にお会いできる日を楽しみにしている。