今月のキーワードは『認知症診療支援プログラム』でした。
認知症の診療支援の動きとして、
日本初の薬事承認を取得した「神経心理検査用プログラム」が、
保険適用の手続きを終え次第、販売開始されます。
現在、認知症が疑われる時には、
MMSE(ミニメンタルエステート検査)という
問診式の神経心理検査が用いられています。
この検査は、75歳以上の方の自動車免許の更新にも用いられていますが、
検査には15~20分かかり、検査を行う人には知識や経験が必要で、
検査を受ける人は心理的負担が大きいそうです。
そのため、新しいプログラムが開発されました。
検査時間は3分程度に短縮され、
被験者や検査を行う人の負担も軽減されるシステムです。
デジタル治療、治療用アプリ、デジタル薬を意味する
「Dtx(デジタルセラピューティクス)」に加えて、
診療支援の領域にも、デジタルを活用した製品が増えています。
今後も市場がますます拡大し、現場に導入され、
デジタルツールと電子カルテの連動や、
データの活用も拡大していく、とのことでした。
株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。