またまた旅が続く時期が来た。
まず初めは、台湾。
今回は、知人の金子清文さんの芝居を見に来た。
日本・台湾の国際共同製作舞台「誠實浴池」。
台本執筆や演出を、日本からタニノクロウさん、台湾から王さんが行なった。
俳優は、日本からは、 片桐はいりさん、金子清文さん、
藤丸千さんの3人が、台湾からの5人の俳優が参加した。
4月26日から27日28日の3日間、
国家戯劇院という台湾が誇る大規模劇場でおこなわれる。
1500人収容の観客席がある大劇場だが、3日間満員御礼だそうだ。
パリのオペラ座みたいだなあ、と思わせる豪華な劇場だ。
大体、言葉だって違うのにどうするんだろうか?
いや、台湾公演なのだから全編中国語なのか?
27日の追加公演を拝見するために、
ボクらは、25日に到着したばかりだ。
タニノクロウさんの作品は、昔VRを使った不思議な芝居をみに行った。
池袋の東京芸術劇場で行われたその芝居は、
劇場の中で一人一人がVRゴーグルを半個室のようなブースで見るという
不思議な芝居だった。
タニノクロウさんにもその時、初めてお会いした。
優しそうなその姿が、芝居の異質さと印象がうんと違って
さらに不思議だった。
この人から作り出されるものには、
思ってもみないような世界が見られるんじゃないかって想像を膨らませる。
だから今回も何か面白い形があるに違いないと期待している。
実際拝見してまたどんな驚きが あったかはお知らせしようと思う。
川端康成の「眠れる美女」をモチーフに、
どこまでが本当でどこからが嘘なのか、、、
幻想的で不思議な物語が繰り広げられているという。
二つの国の演出家が試行錯誤の末作り上げた芝居を
27日には拝見できる予定。
今は、美味しいものをいただきながらその時を待っている。
そうそう、今回の旅は街の人の優しさをいっぱい味わう旅になってます。
一人でもそういう親切な人に出会うと「いい国だなあ」って思うんだよね。
それが何人もだと偶然じゃないんだって感じちゃう。
ボクも日本に帰ったら実践したいと思う。