今月のキーワードは『2024年のデジタルヘルスを振り返って』。
「医療DX」という言葉の通り、
医療領域におけるデジタル技術の活用が注目を浴びた1年、
藤川社長が特に気になったのは・・・
1. デジタルセラピューティクス(DTx)の普及
治療補助のための医療機器としてのアプリケーションを指し、
国内外で承認・販売が進んでいます。
2. 診断・診療支援AI
AIを活用した医療機器プログラム(SaMD)の開発が加速し、
放射線画像や内視鏡領域を中心に多くの製品が登場。
3. 遺伝子検査の拡大とがんゲノム医療の進展
がんゲノムプロファイリング検査の保険適用拡大に伴い、
市場は成長を続け、遺伝子別の治療へのシフトが進行中。
4. パーソナルヘルスケアサービスの多様化
スマートフォンやウェアラブルデバイスの普及により、
個人の健康管理を支援するサービスが増加。
5. 医療機関向けITシステムの進化
電子カルテや医事会計システム等医療情報システムのクラウド化が進む。
今後更に院内業務の効率化が期待。
6. ブレインテックの台頭
fMRIや脳波といったデータを活用して、
脳の健康状態をモニタリングしていくことで、
精神疾患の診断を補助したり、早期治療に繋げることができるように。
来年2025年以降、さらに加速し、
医療サービスの受け方が大きく変わり、
医療の質向上や、患者の利便性向上に大きく寄与していくと予想されます。
株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。