今週のハイライト

今回のキーワードは「介護情報基盤の整備」
私たち一人ひとりの将来やご家族の介護に深く関わる、身近な話です。

介護サービス利用の際に、「介護の情報共有の壁」を感じませんか?
多くの介護現場の多くでは、未だに記録がバラバラで、
引き継ぎがスムーズに行かないという課題を抱えているそうです。

国は今、全国医療情報プラットフォーム構築の柱のひとつとして
「介護情報基盤」の整備を進めています。
介護サービスの記録や計画、利用履歴などを、
全国どこでも見られる・引き継げる仕組み」を作ろうというもの。
介護事業所の記録をひとつの共通の電子ファイルとしてまとめて、
必要な人がアクセスできるようになる、情報基盤の整備が進められています。

すでに動き出していた仕組み「LIFE」は、
介護現場でのケアの内容や効果に関するデータを集め、分析することで、
科学的に「より良いケア」を目指す国の仕組みです。
LIFEが「ケアの質を高める」仕組みだとすれば、
介護情報基盤は「ケアの継続性と連携を支える」仕組みと言えそうです。

大切なのが「利用者の同意」。
今後はより簡便で、わかりやすい同意のあり方や、
情報の使い方を自分で選べるような仕組みが求められます。

介護情報基盤が整備された未来には、
・介護施設を移っても、ケア履歴がそのまま引き継がれる。
・離れて暮らす家族が、スマホ等で様子を確認できる。
・病院と介護がつながり、入退院の連携もスムーズになる。
・ケアマネさんの書類業務が減り、寄り添いに時間をかけることができる。

株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。



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