今日のキーワードは
「電子カルテシステムの標準仕様準拠認定制度、始まる」。
ひとことで言うと、国の決めたルールをきちんと守った電子カルテに、
国が〈お墨付き〉を与える制度が始まる、というもの。
これまでももちろん、紹介状や地域の連携ネットワークを通じて、
医療機関同士の情報のやり取りは行われてきましたが、
裏側では大きな手間がかかっていたそう。
というのも、今までの電子カルテは、いわば「多言語カルテ」でした。
お薬や検査につけられている符号、がメーカーごと、病院ごとにバラバラ、
そして、システム同士を繋ぐ差し込み口の形もメーカーごとにバラバラ。
翻訳、変換にあたる作業が必要となっていました。
そこに国が本格的に踏み込みました。ポイントは三つ。
・データは国の標準コード、〈共通言語〉で書くこと。
・繋ぎ口は〈共通のコンセント〉にすること。
・システムは、院内にサーバーを置くのではなく、
クラウドで、みんなが共同利用する形にすること。
それぞれの製品が本当にルールを守っているかどうかは、
国自身が審査して、合格した製品を公表する仕組みが作られます。
電子カルテメーカーが厚生労働省に申請、
設計書や試験結果といった証拠を出して審査を受け、
合格すると、製品名がホームページで公表されます。
この制度は何のためにあるのか。藤川社長によると、
狙いは大きく三つ、医療データを〈社会のインフラ〉にするため、
守りのため、コストのためです。
私たち、医療を受ける側にとっての影響としては、
・同じ話を何度もしなくてよくなる。
・いざという時に、命を守る情報が届くようになる。
・無駄と危険が減る。
国のお墨付きは、直接には電子カルテという製品への認証ですが、
その先は、医療情報が安全に正確に必要な場所へ届く社会へと
つながっていきます。
株式会社レスコの藤川佳應社長に教えていただきました。
