今日の深掘りシャベルは、
映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』の原作者、
歌川たいじさんにお電話でお話を伺いました。
歌川さんの過去の経験をもとに描かれたこの作品。
肥満でいじめられ、母親には施設に入れられ、
家に戻ってからは、本格的な児童虐待が始まる…
そこから歌川さんがどうやって立ち直ったのか、
きっかけとなった出来事や言葉と共に描かれています。
「ばあちゃん」や友人たちとのかかわりから、
自分の「変わりたい」という思いに気づき、変わる努力をし、
母親と向き合っていったそうです。
歌川さんのお話の中で、非常に印象的だったのが、
「人から受けた傷は、人しか癒していけない」
「希望をなくさないことが一番大事」という言葉でした。
いじめや虐待という、辛い過去とも向き合い、まず自分が変わっていく。
歌川さんにとって、現実だからこそ、
描かれている一つ一つの言葉や出来事が考えさせられます。
皆さんも『母さんがどんなに僕を嫌いでも』ぜひ手に取ってみてくださいね。
こちらの『花まみれの淑女たち』は、歌川さんの最新作の小説です。
読書会でも一文字さん、紹介されていました!
気になった方はこちらの作品もぜひ!