今週の深堀シャベル

皆さんは、移動するとき、どんな交通手段を使うことが多いですか?
電車、バス、タクシーなど、行き先によって変えることもありますよね。
どんな公共交通機関を使っても、かかってしまうのは“料金”。
そんな移動にかかる料金をタダにしてしまうアプリ「nommoc」を開発されたのが、
今日インタビューをお届けした、吉田拓巳さんです。

吉田さんが目指しているのは、タクシーとは違った、車による移動サービス。
サービスの利用者が登録した、各々の趣味嗜好にあわせた広告を移動の車内で表示することで、
利用者には無料で車による移動サービスを提供でき、クライアントからは広告収入を得ることができます。

nommocのHPへは、こちらからどうぞ。

この「nommoc」以外にも、吉田さんはさまざまなサービスを生み出しています。
変化が非常に速い今の時代、ちょっとしたきっかけをつくることで、物事を大きく変えることができる。
何かを残していくためには、少し形を変えてアップデートすれば、今後も続けていける。
インターネットがある今、自分がどこにいても関係ないと思うので、少しでも成長可能性がある街にいたい。

吉田さんのインタビューから感じることは人それぞれだと思いますが、
時代に合わせて自分も変わっていくという考え方、
非常に刺激的なお話をお届けしました。


今日の深掘りシャベルは、
寿命100年時代の天職を探せシリーズ第5弾!
今回は「学芸員」の仕事を深掘りしました。

お話を伺ったのは、広島県出身で、
現在滋賀県立琵琶湖博物館の主任学芸員をされている、金尾滋史さん。
学芸員を目指した経緯やどうやったらなれる職業なのか、
どんな仕事をしているのかなど、さまざまなお話を伺いました!

金尾さんは幼いころから生き物が好きだったことが、
学芸員を目指すきっかけになったとか。
資格が必要となる職業なので、大学で学芸員課程の単位をとる、
または試験を受けて免許を取得もできるそうですが、試験は非常に難関らしく…
大学の場合は教育実習のように、博物館実習もあるそうです。
学芸員は、募集自体が非常に少ないので、
希望通り就職できるのはとてもラッキーなことなんだとか!

学芸員の仕事は、ある分野の専門家として研究を進める、
展示やイベントを企画し、作る、収蔵庫で資料を保管し、管理する、など。
専門分野によっても、仕事の内容には違いがあります。

ヨーロッパでは、日常に博物館が溶け込んだ生活をされている地域もあるそうです。
博物館がもっと気軽に行ける場所になると素敵ですね^^
金尾さん、ありがとうございました!



今日の深掘りシャベルは、東林館高等学校理事長、
喜田先生の「親子教育相談所」でした。

まもなく2学期が始まりますが、
近年、夏休み明けのこどもの自殺が増えているというデータがあるそうです。
そこで今月のテーマは「こどものSOS」でした。

SOSのサインは人それぞれですが、
寄り添って、学校に行くのを強要しないなど、どう対応するといいのか、
お話しいただきました。

今日の放送は、Podcastでも聴くことができます。
気になった方、ぜひ聴いてみてくださいね。



今回のゲストは、山岳ガイドの清水正弘さん!
山のプロの清水さんが選ぶ
「私の愛する山、山を中心とした山辺ベスト3」を発表してもらいました。

ひとつめは庄原にある「比婆山」!
比婆山は、古事記の舞台となった場所で、
頂上にはイザナミの墳墓があるという伝説が残されています。
日本人の山に対する、聖なる信仰の原点が見られる山です。

ふたつめは鳥取県の「大山」!
山岳修験道の聖地として栄えています。
頂上到達ではなく、山全体を使って心身を鍛えるために登る山だとか。
今年開山1300年を迎え、
山の日の今日は第3回山の日記念全国大会が行われたそうです。

みっつめは、世界最高峰のエベレストを含む「ヒマラヤ山脈」!
二億年前の大陸間移動の際、
ユーラシア大陸とインド大陸の衝突で隆起したのがヒマラヤ山脈。
地球の生命の証を体感できるような場所だとか。
標高は8000m以上!日本アルプスと比べても圧倒的な高さです!

実は清水さんは今日、大分の国東半島で山登り中でした!
開山1300年を迎えた六郷満山での護摩焚き法要のお話、電話で伺いました!

山に登るのは、登山自体を目的とするというよりは、
けがれた自分を洗い直すという意味で登るのだとか。
清水さんのお話を聴いて山に登りたくなった方、ぜひ挑戦してみてください^^



今日は写真家の新井卓さんにお話を伺いました。
新井さんは、写真黎明期の技法である、
ダゲレオタイプ=銀板写真の制作活動をされています。

ダゲレオタイプは、銀の板に写真を撮る技法。
制作過程では、銀の板を鏡のように磨いたり、
薬品を使用したりと、非常に手間がかかるそうです。
銀板自体が写真なので、見ている自分も写真のなかにいるような、
不思議な魅力をもっています。

新井さんが写真を始めたきっかけや、原爆ドームの写真について、
高校生のポートレートを撮る活動についてなど、
さまざまなお話を伺いました。

新井さんとフォトジャーナリストの小原一真さん、
華道家の片桐功敦さんによる展覧会「三」は、
中区橋本町にあるギャラリー交差611で17日まで開催中です。
9日の午後7時からは、3人のトークベントが行われます。
また、8月8日から10日までの3日間は、
袋町にある旧日本銀行広島支店でも、作品が展示されます。
みなさんもぜひ、会場を訪れてみてください。



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