明日は、世界パーキンソン病デー。
パーキンソン病を発見したイギリスのジェームズ・パーキンソン先生の
誕生日にちなんで1997年に制定されたそうです。
全国パーキンソン病友の会のHPによりますと
・パーキンソン病は、脳で作られる神経伝達物質の一つ
・ドーパミンが減少して起こるもので、
原因がわからず治療法も確立していない病気
・発病率は人口10万人あたりおよそ100人といわれており、
日本では現在12万人ぐらいの患者がいると推定
今日の深堀シャベルは、31歳のときパーキンソン病を発病した古本幸さんと
そしてパーキンソン病患者を題材にした映画「いまダンスをするのは誰だ?」
を制作している古新舜監督にパーキンソン病について改めて伺いました。
パーキンソン病、50代60代で発病というイメージがあります。
40歳以下で発病するパーキンソン病は
「若年性パーキンソン病」と言われています。
古本さんは31歳の時に発症した「若年性パーキンソン病」
しかし、それが診断されるまで、様々な検査をし時間がかかったそう。
当時コンサートスタッフだった古本さんは、コンサートのリハーサル中に
音の聞こえがおかしい、足がふらつく…などといった症状で診断に。
若年性パーキンソン病はなかなか知られておらず、
パーキンソン病患者12万人中10%ほど。
街中で急に立ち止まってしまったり、
少し助けてもらえませんか?と声をかけたりすると、
「若いのにどうしたの?」「若いから大丈夫よ」と
言われてしまうことも。
社会的な理解が必要だと感じました。
そんなパーキンソン病をもっと知ってもらいたいという思いから
古新監督はパーキンソン病患者を題材にした映画
「いまダンスをするのは誰だ?」を制作。
働き盛りで発症したパーキンソン病当事者の仕事、人生、
家族をリアルに描きます。製作にはパーキンソン病当事者も参加。
日本では初めての試みだそうです。
言葉だけでの”多様性”は簡単ですが、映画を見ることで
自分ごとにしてほしいという想いがあります。
こちらの映画は、これから作られていきます。
進捗状況なども随時番組でお伝えできればと思っています。
今日は、一文字&岡がここ最近憧れてやまない「縄文時代」を深堀り!
しかし歴史の授業では、1ページくらいで、
意外と知られていない縄文時代・・・
ということで今日は!
尊敬する人は縄文人、和樂webライターの縄文女王こと、
笛木あみさんに改めて縄文時代について教えてもらいました!
縄文時代とは、今からおよそ1万5000年前から2500年前までの
1万2000年〜1万3000年くらい続いた時代のこと。
縄文時代は、日本列島に生きている人々がはじめて定住を実現した時代。
定住すると、ムラを作り、集落ごとにグループがわかれて、
「地元とよそ」という概念ができて交易がはじまったり、
仲間意識を高めるための祭祀をしたり、祭祀のための道具を作ったりと
生活がいろいろガラッと変わります・・・!
春には山菜をとり、夏には魚をとり、
秋には木の実をひろって、冬には狩猟をする…
というように、自然環境に合わせて人間のほうが
自由に生業を変えるような生活をしていたそうです。
一つの生業に頼っていたのではいつ食糧がなくなるともわからない。
だから彼らは、海民であると同時に猟師であり、ギャザラーであり、
技術屋であり、自然のことをよく知っている知識人でもあった。
縄文人は、「ひとつながりの自然」の中に、自らを組み込んで暮らした。
だからナチュラルに自然への倫理観を保つことができた。
だからこそ、持続可能な社会、
1万年以上続いたともいえるのではないでしょうか?
縄文人は、自分は自然の一部であり、自然は自分の一部であるというふうに、
人間を含んだ自然を、大きなひとつながりのものとして捉えた上で
生活を営んでいたようです。
なので、現代のように、規則やルールによって自然への倫理観を
保つ必要はなかったのではないでしょうか?
最後に笛木さんが、
「ルールや規則は、守るか守らないかの二択だからすごく窮屈だし、
意識しないと忘れられてしまうものだけど、
自分に組み込まれているものだったら、
自分のことを考えるのと同じですから、
ルール化しなくても倫理観て保たれる、
それが、縄文的サステナビリティの肝なのでは?」
と仰っていたのがとても印象的でした。
毎月第三土曜日の深堀シャベルは、
東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
1月に「目標の立て方」を喜田さんにアドバイスしてもらいました。
より具体的に目標設定する、と夢が叶うと。
しかし、リスナーからこんな意見をもらいました。
『目標を立てようにも、そもそも将来の夢が見つからない』と。
ということで、今月のテーマは
「将来の夢の見つけ方、親はどうアドバイスすればよいか?」
文科省の資料によると、「将来の夢や目標を持っているか」という問いに
小学6年生では67.7%、どちらかと言えばを含めると80%以上に。
しかし中学生になると、将来の夢や目標を持っている人が半数に・・・。
こうして考えると、夢を見つけるのって意外と難しいことに気づきます。
夢がない、やりたいことが見つからない。
こんなこどもがいたら、どんなアドバイスを?
夢を持たない!と決めている子に対して、
無理やり夢を持たせようとするのは逆効果。
ただ、現状夢がないけど見つけたいという子には
一緒に動く必要があります。
また、ハードルの高い夢や目標を掲げている子は
自信家のようで逆に自分に自信がないということが多いそうです。
自信がないからトライしたい→人に認めてもらいたい
いづれにしても、ハードルが高い夢(目標)だからといって
頭ごなしに否定したりするのはよくないですよね。
今日の喜田先生のお話は、こちらで聴くことができます。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
今日は、手紙やラブレターに注目してお送りしました!
リスナーのみなさんからも番組宛のラブレターを
たくさんいただきましてありがとうございます!
番組では何度か注目している“手紙”ですが、
今、あらゆる方面から再注目されているんです!
最近ツイッターでバズっているのが、
「妹からの手紙」というガチャガチャ。
ガチャのカプセルの中に、妹からの直筆手紙が入っているというもの。
今、秋葉原を中心に話題になっているが、実はこれの元となるのが、
名古屋にある、株式会社カプセルコーポレーションが手掛けた
手紙シリーズ。
今日は、株式会社カプセルコーポレーションの代表取締役の江遠秀彰さんに
電話を繋いでお話を伺いました!
元々2017年に、“ききからの手紙”というガチャガチャを販売。
こちらも今大注目で、このガチャガチャをするために名古屋に行く人も…
どんな商品かといますと、「きき」という女の子からの
ラブレターが入っているというもの。
「きき」は友だちかもしれないし、恋人かもしれないし、
クラスメイトかもしれない…
「ききからの手紙」は、かなり具体的で
10代の頃の甘酸っぱい気持ちが押し寄せてくるような文面…
ちなみに、内容は江遠社長が考えているそうです。笑
が、書いているのは、メイド喫茶で働くメイドさんの直筆。
株式会社カプセルコーポレーションは、おもちゃの販売、
製造を手掛ける一方で、メイド喫茶事業も手掛けています。
両方手掛けている会社だからこそ生み出された商品。
メイドさんからの手紙をランダムに受け取れるガチャにしたら
面白いのではないか?といった社長の提案をきっかけに、
メイドさんが空き時間に実際に直筆でメッセージを書いてカプセルに。
直営店のガチャガチャ専門店「カプセルハウス大須店」のみ、直筆。
全国にあるガチャガチャには、コピーしたものが入っていて、
シークレットとしてレア商品として中には直筆のものもあるそうです。
使い方は、自分で楽しむのも良し…
友だちの下駄箱に入れて楽しむのも良し…!?
ちなみに、購入世代は幅広いそう。
昭和の手紙世代の人が懐かしんだり、中高生が新しい!と楽しんだり。
みなさんも見かけた際は、ぜひ!
1回200円で青春を購入してみてはいかがでしょうか。
『ひかりのりゅう』
作・小野美由紀 絵・ひだかきょうこ
2014年に絵本塾出版社から発売されました。
「人間がコントロールしきれない科学技術と、どう向き合うべきか?」が
普遍的に描かれている物語です。
絵本の全文は、インターネットにも公開されています。こちらから読めます。
ですが、皆さんのお手元に1冊ぜひ!購入して読んできた抱きたい1冊です。