「わたし・・・正子が好きなんです。」
岡佳奈が20代から憧れ続ける白州正子。
その夫・白洲次郎との暮らし・足跡をまとめた
企画展
「白洲次郎と白洲正子 ふたりの暮らした武相荘」
が、三次の奥田元宋・小由女美術館で4月15日まで
開催されています。
ご存知の通り白洲次郎は財政界で、正子は随筆の世界で多くの
足跡を残していますが、この2人が終の棲家として暮らして
いたのが東京都町田市にある「武相荘」。
この名前は次郎のユーモアで「武蔵の国と相模の国の境に位置
する」ことと、「無愛想」をかけて名付けられたもの。
第1展示室に武相荘に残されているもの。2人が実際に使って
いたものが展示。第2展示室では、次郎と正子それぞれの
愛蔵品や歴史が分かる展示になっています。
そんな中でも岡佳奈が愛してやまないのが白州正子さん。
1910年東京生まれ。幼い頃より能を学び、14歳で女性として
初めて能舞台に立ち、アメリカ留学へ。
1928年帰国、翌年白洲次郎と結婚。古典文学、工芸、骨董、
自然などについて随筆を執筆したという方。
今回も正子さんが所蔵し、日常から使っていた骨董品などが
並んでいたり、普段から着こなしていた着物などが展示されて
います。
もちろん次郎さんに関する展示もたくさんあります!
若い頃に愛用していたゴーグルやスーツ、よく持ち歩いていた
タイプライターなど。お二人それぞれがどんな人だったのか、
持ち物から分かる展示でもありますので、この機会にぜひ
おでかけになってみてください。
奥田元宋・小由女美術館
「白洲次郎と白洲正子 ふたりの暮らした武相荘」
開催中~4月15日(火)まで。
東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月は「子どもの個性」をテーマにお話を伺いました。
喜田先生によると個性とは、その人のあるがままの性質のことで、
生まれながらにある性質と、後天的に確立する性質の2種類。
いつ切り取るか、その変化のタイミングも人によって違うので、
「個性」と一言で言ってもすごく難しいものです。
よく個性を伸ばす方法を考えがちですが、
個人の性質だから、伸ばすものでもないのでは?とのこと。
周りの大人は、個性・性質のスポットライトが当たっていない
側面を見せてあげることと、ありのままを許容すること。
どう成長するかなんてわからない子どもたちに対して、
大人は可能性を信じて関わるのが鉄則です。
例えば、個性の一つとして、マイナスに聞こえてしまう、
「あまり自己主張をしない子」は、
見方を変えれば「意見を心に留めることができる、配慮に長けた子」。
いろんな見方ができますよね。
今の日本は過渡期にあり、子どもたちも
多様性と個別最適化された社会を生き抜いていかなければいけない時代。
ただ海外に倣うのではなく、良いところを見習いつつ、
日本の良さは崩さない、日本の教育が培ってきた長所を大切にしつつ、
時代に合わせて進化する、ということが望ましいのではないでしょうか。
来月から新年度、入学式を迎えるお子さんたちも。
新しい環境に身を置き、違う社会の中で生きていくことになります。
今まで気づかなかった、知らなかった自分に出会う機会も増えます。
その過程はとても大切で、変化によるストレスも感じやすい時。
抱え込まないよう、お子さんご自身も保護者の皆さんも
気を付けていきたいですね。
放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!
そして、喜田先生からのお知らせです!
第22回 福山はぐくみ研究会 公開フォーラム「親子で学べる金融教育」
日時:3月30日(日)午後2時 開場 午後2時30分~午後4時
会場:まなびの館ローズコム4階 大会議室
定員:200名
入場料:無料
発起人・コーディネーター 喜田紘平(東林館高等学校 理事長)
ゲストパネリスト 小畠麻里子(ファイナンシャルプランナー)
ゲストパネリスト 金森幸雄(株式会社Financial DC Japan 執行役員)
申し込みは、喜田先生のホームページから。
災害への備えが必要な時代、
皆さんは、避難した時の食事、気にしたことはあるでしょうか?
「厚生労働科学研究班による 食物アレルギーの診療の手引き2023」では
日本では、乳幼児期には約10%、3歳児には約5%が
食物アレルギーのお子さんで、全年齢では推定1~2%とされています。
今日は、災害時の食物アレルギーの現状について、お子さんの話を中心に、
一般社団法人LFA Japan代表の大森真友子さんにお話を伺いました。
大森さんは、お子さんが重度の食物アレルギーがあることから
さまざまな知識を集めはじめ、患者会を立ち上げ、
2017年に、一般社団法人LFA Japanを設立、
食物アレルギーに関する交流会や講演の開催など、幅広く活動されています。
大森さんが「アレルギー防災」を考えるきっかけとなったのは、西日本豪雨。
三原市の患者会から食べ物が手に入らないという声が上がり、
支援物資を送ったそうです。
当時、アレルギー対応のアルファ化米はまだ少なかったとのこと。
昨年1月の能登半島の際は、自治体の備蓄や届く支援アルファ化米が
特定原材料等28品目不使用の商品になっているものが多かったそう。
ただ、炊き出しの原材料表示や、お米以外のものを手に入れる手段は
非常に少なかったとのこと。かわっていないところもあります。
災害時の食事についての課題は、自助の促進と共助の強化。
地域によっては、食物アレルギーの理解が進んでいないところも。
わがままと思われ、SOSが出せない、ということもあります。
自助の面では、自分たちで非常食の備蓄をしておくことが大切で、
事前に試食をしておくといい、とのことでした。
LFA Japanでは、無料でダウンロードできる防災ハンドブックや、
炊き出しガイドブックなども作られています。
こちらはLFA JapanのHPから誰でも見ることができますよ。
アレルギー防災について知りたい方は、LFA Japanの講演会に参加したり、
YouTubeチャンネル「オオモリアル」では、
被災経験のある食物アレルギー患者の方や、
支援された方が出演した講演会をご覧になれます。
有事の際は、互いに助け合うもの。
自分基準ではなく、歩み寄る方法を考えていきたいですね。
今日のつどいの広場では、横川シネマで3月1日から
1週間限定上映される映画「パドレ・プロジェクト-父の影を追って」
の監督、「ぶらっくさむらい」こと武内剛さんをスタジオに迎えました。
「死ぬ前に一度でいいから、父親に会いたい」。
この映画は日本人とアフリカ人の間に生まれた武内剛さんが、
自らのルーツに向き合い、2歳の時に生き別れた父親を探す10日間の
旅を記録したセルフ・ドキュメンタリー。
武内さんは出演はもちろん、監督、プロデューサー、編集、すべてを
こなしています!
緊急事態宣言の真っ只中、渡航のハードルは高く、認知症の母から
聞き出せる父の情報は驚くほど少ない。
手元にあるのは40年前の父の写真だけ。
そんななか「若い頃は映画監督を目指していた」という母の話から
浮かび上がるクリエイター気質の父の姿を追って、
武内さんはイタリアへと渡ります。。。
数々の奇跡的な出来事や人との繋がりが起きるイタリアで
果たして、父親との再会は叶うのか?
ぜひ、その目で確かめてみてください。
【映画「パドレ・プロジェクト」広島上映】
日程: 3月1日(土)~ 1週間限定上映
場所:横川シネマ 毎日15時50分から上映。
東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月は「教育観のズレ」をテーマにお話を伺いました。
教育観は、人によって違うのは当たり前なので、良い悪いではなく、
自分が思い描く考え方により近いか近くないのか、という視点が適切で、
相手が間違ってると思うと、争いが生まれてしまいます。
違うからといって、相手を責たり排除したりすると、
視野も広がらないし、成長にも繋がりません。
違いをどうやったらお互いに理解し合えるか、という視点が、
保護者にも、先生にも、そして子どもたち自身にも必要です。
家庭内でも、父親と母親で教育観が違うことは、もちろんあります。
お子さんのために、『どういう大人になってほしいのか?』という
1つのゴールを具体的に共有していくことが大切です。
これからの時代は正解ではなく、納得解を求める時代。
いろいろな人の考え方を吸収し、学び、
そのまま受け入れるのではなく、
受け止めて、自分で考えてみるのが大事な視点だそうです。
教育観がお子さんに合っていない、と感じたら、
立ち止まって自分を振り返り、納得解を見つけていきましょう。
放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!
そして、喜田先生からのお知らせです!
第22回 福山はぐくみ研究会 公開フォーラム「親子で学べる金融教育」
日時:3月30日(日)午後2時 開場 午後2時30分~午後4時
会場:まなびの館ローズコム4階 大会議室
定員:200名
入場料:無料
発起人・コーディネーター 喜田紘平(東林館高等学校 理事長)
ゲストパネリスト 小畠麻里子(ファイナンシャルプランナー)
ゲストパネリスト 金森幸雄(株式会社Financial DC Japan 執行役員)
申し込みは、喜田先生のホームページから。