つどいのひろば


先日、日本時間3月13日(月)に発表された、第95回アカデミー賞。
映画コメンテーター、アカデミー賞ウォッチャーの
鈴木由貴子さんに、今年のアカデミー賞について伺いました。

今年のアカデミー賞の特徴は、なんといっても、アジア勢の活躍。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が
作品賞を始め、圧巻の7部門受賞となりました。
また、インド映画『RRR』の劇中歌、
「Naatu Naatu」も歌曲賞を受賞しました。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、
「すべてのことが、あらゆるところでいっぺんに」という意味です。
多元宇宙、マルチバースを描いた話で、
自分が違う世界にもいるという、目まぐるしい展開を見せます。
SF的かつコメディ色も強く、カンフーというアクションもあり、
家族の絆まで感じられる作品です。
主演のエブリンを演じたミシェル・ヨーは主演女優賞、
エブリンの夫を演じたキー・ホイ・クァンは、助演男優賞を受賞しました。

この通称エブエブ、岡さんもすでに観ていて、
始めは、途中で断念するかも、と思っていたようですが、
最終的には、AIに勝てるのはこれしかない!
AIでも追いつかないものを作れるのは人間だ!と
感想を抱くほどの作品だったそうです。

来年からは、作品賞に、
「主要な役に少なくとも1人、アジア人や黒人などを起用する」
という新たな選考基準が適用されます。どう変わるのか注目ですね。

ちなみに、鈴木さんは『トップガン マーヴェリック』に
作品賞をとってほしかったそうです・・・
現在公開中の作品もあるので、ぜひ観に行ってくださいね。



毎月第三土曜日のつどいのひろばは、
東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月のテーマは・・・「ブラック校則」でした。

最近、たびたびニュースでも耳にする「ブラック校則」。
意味としては、一般社会の常識からかけ離れた校則や不合理な校則、
また、時代にそぐわない校則も、ブラック校則と言われています。
例えば、行き過ぎた髪型・髪色の指定や、下着の色の指定、
真冬でもコートの着用禁止、といった厳しい服装の指定などがあります。

当事者の生徒・子どもたちだけでなく、
保護者の皆さんも、自分の学生時代を思い出したり、
うちの子は「ブラック校則」に悩んでいないか、と
気になることもあるのではないでしょうか。
喜田先生に詳しく伺いました。

詳しくは「こちら」をチェック!



先日、広島市教育委員会が、平和教育の小学生向け教材から
漫画『はだしのゲン』を削除する方針を決め、話題になりましたね。
「浪曲は現代の児童の生活実態に合わない」と指摘があったとか。
たしかになじみがないかもしれない、ということで、
浪曲師・曲師の玉川奈々福さんに、浪曲について教えてもらいました!

浪曲とは、簡単に言うと、物語を語る芸です。
一席あたり30分くらい、短いものだと10分のものもあるそう。
三味線と一緒に唄ったり語ったりする「和製ひとりミュージカル」です。
ちなみに浪曲では、歌うではなく「うなる」と言うそうです。

奈々福さんは、浪曲に親しんでもらいたいと、
小学校などで演じたり、浪曲体験などもされています。
さらに海外での公演もされていて、その方法は字幕の表示。
現地では「ブラボー!」と絶賛されたとか。

伝統芸能ではありますが、自由なアレンジができるのが浪曲のいいところ。
現代に寄せた作品として、誰もが知っている話
「シンデレラ」を元にした「浪曲シンデレラ」は、
迫力もあって、新鮮な感じもして、もっと聴きたくなりましたよね!
今まで知らなかった浪曲の世界、たくさん教えていただきました!

『はだしのゲン』の教材からの削除の話についてお伺いすると、
浪曲を知ってから言ってほしい、
実際に小学校でもやっているので、披露させてとお願いしたとのことでした。

今回、放送では、浪曲の実演のシーンは、
玉川奈々福さんのYouTubeチャンネルから音声をいただきました。
曲師は、沢村豊子さんです。
皆さんもYouTubeで「奈々福チャンネル」と検索してみてくださいね!
そして、公演にもぜひ!



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