中区基町のひろしま美術館で開催中!
「ピカソ 青の時代を超えて」展に行ってきました!
学芸員の森静花さんに案内していただきながら、
ピカソの画家人生をめぐるという、とても贅沢な環境…!
皆さんにもその雰囲気を味わっていただこうと、一部お送りしました。
特別展のタイトルにもなっている「青の時代」は、
ピカソが20~23歳くらいの頃の作品です。
彼の原点はここにあるのでは、それを解き明かす展示となっています。
また、近年行われている、絵画の科学調査も特別展の見所の一つ。
作品の横にある解説もあわせて、ご覧くださいね。
ちなみにこの青の時代、岡さん・森さんは「圧がある!」と仰ってました。
続いては「キュビスム」の作品が並んでいます。
「CUBE(立方体)」が語源で、独特な立方体のような描き方です。
作品の中には、岡さんが「岩山?」というような女性像も。
さまざまな角度からの見方を、一つの画面に統合した表現で、
ピカソは売れっ子作家となっていきます。
その次は、古典派に戻って行った頃の作品。
家族ができたり、何人もの女性と関係を持ったり…
ピカソのその時の状況が反映された絵がたくさん並びます。
そして最後の部屋には、ピカソ晩年の作品が展示。
面白い展示方法がされているので、現地で確認してみてくださいね!
晩年を迎えても、なおエネルギッシュだったピカソ。
森さんも、展覧会の準備をされる中で、
同じように語れる人はいない、だから20世紀最大の巨匠と言われるんだ、
と改めて実感した、とお話されていました。
特別展「ピカソ 青の時代を超えて」は、ひろしま美術館で、
5月28日(土)まで開催中。ぜひ訪れてみてくださいね!
そして、ひろしま美術館の玄関前にある、
ピカソの次男・クロードさんから寄贈された
マロニエの木の鑑賞もお忘れなく!