庄原市東城にある町の本屋さん。「ウィー東城店」の佐藤友則さんを
スタジオにお迎えしました。以前にもお話を伺ったことがあるのですが、
ナチュラリストでのスタジオ生出演はお初!
ウィー東城店は、書店にとどまらず美容室や卵販売、クリーニングに
地域の特産の販売など、町の皆さんのお悩みに「よろず」的に応えるのが
特徴ということで、リスナーの皆さんからお悩み・相談を募集して
佐藤さんに答えてもらいました。
老老介護の中で湧き上がる夫への想いや、性別で仕事の内容が
決められてしまう女性のお悩みなど、たくさん寄せていただきました!
すべてにお答えすることは出来ませんでしたが、また今後も佐藤さんにも
「よろず」相談をお願いしようと思います!
ちょっと本が読みたくなったなぁ~というア・ナ・タ!佐藤さんが関わって
5月10日にオープンした庄原の新書店「ほなび」にもお出かけください!
ウィー東城 庄原市東城町川東
ほなび 庄原市西本町
RCCラジオでは「聴いてAction! 防災・減災プロジェクト」を実施中。
週末ナチュラリストでは、
ウェルネスプロデューサーの岸紅子さんにお話を伺いました。
ウェルネス、とは、身体だけでなく、心や社会とのかかわり方など、
その人の状態が健康である、という考え方。
人は個体で生きているわけではないですよね、とお話されていました。
岸さんは、2006年に
「NPO法人日本ホリスティックビューティー協会」を設立されました。
ホリスティックの意味は、包括的。
人や自然や動物など、すべてと関わっていますよね。
その考えに基づいて、さまざまな活動をされています。
そんな岸さんが取り組まれている「ポンせん」の活動。
非常食こそ優しくあってほしいという思いから作られた
玄米でできたおせんべい「玄米ポンせん」を通じて、
米農家と地域をつなぐ事業をプロデュースされています。
アレルギーを持つ方は、非常食を食べられないことがあると気づき、
誰でも食べられるものを、という思いがきっかけとなったそうです。
玄米ポンせんは、平時はおいしく食べられ、有事には保存食になります。
岸さんは、プロジェクトとして、今年1月に発生した
能登半島地震の支援を、とポンせんを作られています。
これからも、さまざまな産地で、と考えられています。
災害が身近になっている昨今、
避難生活は心の問題が一番大きいのでは、とお話しされる岸さん。
「罪悪感は不要。」大変なことがあっても、心に刻んでいたいですね。
東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月のテーマは「子育ての世代間ギャップ」でした。
しつけ方法や食、叱り方、育児のルール、デジタル機器の利用など、
親世代、祖父母世代の両方にギャップがあり、
悩みとなっているようです。
ストレスのたまるメカニズムは、未完了・未消化の感情。
ギャップによるストレスへの対処法としては、
平素からいろんなことを言い合える関係性を作る、
そして、必要以上に関わらない、というのも一つの手です。
さらに、当事者意識を持つ、ということも挙げられました。
そもそも、世代間のギャップって、いつの時代にもあるもので、
将来的にも解消することはないのではないでしょうか。
親子のコミュニケーションの時間が短くなっている今、
コミュニケーションの質の改善、
上手にデジタル機器をツールとして活かす、
足りないコミュニケーションの時間を
祖父母に協力してもらう、といったことがポイントです。
教育の現場でも、世代間ギャップはありますが、
変化していることを理解することが大切になってきます。
子育てにおいて、親世代と祖父母世代は敵ではない、ということ、
目標は子ども健やかな成長、ということを頭に置いて、
コミュニケーションと、関係の構築をうまくやっていきたいですね。
放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!
皆さんは「犯罪心理学」とはどういうものか、ご存知でしょうか?
刑事ドラマや小説などでその言葉を知った。という方も多いかも
しれませんが、実は福山大学では司法犯罪コースというコースで
この犯罪心理学を学べるということで、
福山大学 人間文化学部 心理学科の准教授・大杉朱美先生を
スタジオにお迎えして、犯罪心理学とはどういう学問なのか、
詳しく教えてもらいました。
なんと、大杉先生。前職が兵庫県警の科学捜査研究所ということで、
リアル「科捜研の女」!
犯罪心理学は、捕まえるためだけに使われるのではなく、
その後の取り調べや更には更生させていく段階でも使われるもの
なんだとか。他にも、いわゆる「ウソ発見器」というイメージで
広がっているポリグラフ検査についても、実際にはどんなものなのか
教えてもらいました。
なかなか普段触れることがない分野だけに、まだまだ知りたいことが
盛り沢山!
これからも大杉先生には、いろいろ教えてもらいたいと思います!
先日5月17日に、離婚後、父母の両方に親権を認める
「共同親権」の導入を柱とした、改正民法などが国会で成立しました。
今日は、この「共同親権」について、
生活ニュースコモンズの阿久沢悦子さんに伺いました。
まず、「親権」の対象となるのは未成年の子どもたちで、
大きくは、身の回りのお世話をする、身上監護権と、
子どもの財産管理などを行う、法定代理権の2つがあります。
共同親権とは、離婚した父母の双方が
子どもに対して親権を持つ、という形です。
日本は長らく、離婚後は片方の親、
主には子どもと一緒に暮らす親が「単独親権」を取っていました。
この変更は、国際標準に合わせた方がいい、という考え方や、
子どもとの面会交流は共同親権になった方がしやすいのでは、という思い、
子どもの権利を、もう少し子どもを尊重したものに、という考えなどから、
法制審議会で議論されてきたそうです。
ただ、共同親権になると、今よりも面会交流がしやすくなる、
というのは必ずしも正解とは言えないようです。
さらに、今回の法改正では、養育費についてもあまり進展がない状態。
また、子どもの進学や医療といった急を要することでも、
共同親権がゆえに片方の親が即決できない、
となってしまう可能性をはらんでいます。
このタイミングでの共同親権の導入、
目的は何かわからないまま、進んでしまったのが現況です。
そして、単独親権か共同親権か、選べると言っても、
父母の意見が合致しなかった場合、
裁判所が双方の意見を聞いて判断する、とされています。
DVなどが原因で離婚された方にとっては、
つながりを切りたくて離婚した相手と、縁を切れなくなってしまう可能性も…
生活ニュースコモンズは、
こういった方の意見に寄り添っていらっしゃいます。
この共同親権、今後は養育費についての動きが期待されています。
兵庫県明石市では、養育費の建て替え制度があり、
さいたま市がこれに追随と、自治体レベルでの動きがあります。
国としてはそのスキームを後押しする形をとると考えられます。
また、安全な面会交流のために、第三者機関が立ち会うなどの
整備が行われていくことにも、期待が寄せられています。
政府が、2026年までに施行を目指す改正民法、
そしてその柱となっている共同親権。
正しく知って、考えていきたいですね。