つどいのひろば

以前番組にご出演いただいていた、
尾道のアイドル農家「みなと組」は、今どうしているの?
そんな質問が届いた年始のナチュラリスト企画会議。
これは聞いてみなければ、と思ってはや8ヶ月…
今日は、みなと組の加藤靖崇さんにお話を伺いました!

元々はアーモンドを作ろうとスタートしたみなと組。
アーモンドの花は咲いたそうですが、
かかるコストを回収するのは難しく、断念。
今は、因島の大浜を拠点に、ハーブや野菜を作っているそうです。
メインで手掛けているのが夏野菜のため、ここ最近は大忙し、だとか。

3人ではじめたアイドル農家、メンバーにもいろいろあり…
現在は加藤さん一人で活動中。
道は違えど、やりたいことに出会って挑戦して模索して…
皆さんそれぞれの道を着実に歩んでいる様子をお聞きできました!

農業だけでなく、新しい取り組みも。
大浜の元保育所だった場所で、「COGO」という喫茶店?をされています。
コーヒーが飲めて、カレーが食べれて、野菜の直売もあり、というお店です。
土日の朝9時から夕方5時まで営業しているそうですよ。

平日は農業、土日は喫茶店と、大変そうだけど、
充実されているのがお話から伝わってきましたね!
みなと組の活動と、COGOにも注目ですー!


今日のつどいのひろばは、久しぶりの企画、
岡さんがおすすめの神社仏閣をおまいりする
「仏たび。神たび。今月のおまいり」でした。
今回は、2つの神社仏閣をご紹介しました。




ひとつめは、北広島町千代田にある「古保利薬師」。
リスナーさんからのメールをきっかけに訪れました。
以前は福光寺というお寺でしたが、現在は廃寺に。
本堂はなく、たくさんの仏像が
ライトアップされた収蔵庫に収められていました。

古保利薬師の場所は、中国自動車道の千代田ICから車で5分くらい。
収蔵庫は、朝9時~午後4時半までオープン、月曜日がお休みです。




そしてふたつめは、三次市十日市町の鷺神社。
コロナをきっかけに4年前から夏に風鈴まつりが行われているとのこと。
およそ500個の風鈴が迎えてくれる、涼やかな神社で、
来年御鎮座1350年という古社です。
おまいりにあがった岡さん、面白いものを見つけていましたね。
放送を思い出しながら、写真をご覧くださいね。

鷺神社は、中国自動車道・三次ICから車でおよそ10分のところにあります。
風鈴まつりは8月31日までの開催です。
参集殿という築100年の建物が老朽化し、
イベントや地域の避難所として使いたいと、CFに挑戦中だそうです。

皆さんのおすすめの神社仏閣、教えてくださいね。



東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月のテーマは「夏休みの過ごし方」でした。

ある調査によると、小学生のお子さんを持つ親の3人に2人は、
子どもの夏休み中は子どもと過ごす時間が増え、
増える人の中では、4時間以上増加する人が最多だそうです。

中には「学童保育」、「放課後児童クラブ」を利用される方も。
共働き家庭が増えていることもあり、夏休みだけの利用や、
利用可能時間の拡大など、さまざまな動きがあるようです。

長い休みで心配になるのが、生活リズムの乱れ。
特に寝る時間などは、お子さんのタイプにもよりますが、
自己責任にしたり、一度失敗を経験させたり、
さまざまな対応が考えられますよね。

そして気になるのが、宿題の進捗。
喜田先生が仰っていたのは、
しなきゃしないでいい、せずに先生に叱られればいい、
失敗体験の一つになる、ということ。
子どもたちが失敗したり、チャレンジしたりといった経験ができる
空間としての学校であってほしいですね。

今は、何が正解かよくわからない時代。
大事なことは、正解ではなく「納得解」を出すこと。
そのために、子どもたちには、自分で考える機会を与えることが必要です。
正解・不正解を出すことではなく、
考える機会、考える習慣、考える癖付けをする時間を
夏休みという機会に持てると良いですね。

放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!



毎月1回出演してもらっている旅する詩人アーサー・ビナードさん。
いま気になる話題に沿った詩(ポエム)を紹介してもらっています。

今月はケンタッキー生まれの詩人、ウェンデル・ベリーの
「Vacation」という詩。

新しいモーターボートに乗り、そのスピード感や川の周りに広がる
自然、そんな自分の夏休みの様子を新しいビデオカメラにおさめた
男。休みが明けて、再生ボタンを押すとそのバケーションの様子が
見事に蘇るけれど、そこに自分は居ない。(映っていない)
という内容の詩。

ある頃から生まれた「ながら族」という言葉も、現代では
スマホを手に当たり前のように繰り返されていますが、
すべてをスマホに集約されて、人々は本当にリアルを生きられて
いるのか?現実がそこにあるのか?考えさせられます。

ついつい自分もやってしまいがちですが、少しの間くらい
デジタル機器から離れて、自分の目で、脳で記憶して楽しむ、
そんな夏休みを過ごしたいものですね。

来月はどんな詩を紹介してくれるのか?9月のアーサーもお楽しみに!


もうすぐ8月6日を迎えます。今年で被爆79年。
広島・長崎への原爆投下からもう80年近くの時間が流れています。
被爆者の平均年齢は85.58歳。その数は今年3月末時点で
全国で10万6825人。昨年度と比べると6824人少なく
なっています。
被爆者の高齢化が進む中で核兵器廃絶の取り組みや、
あの時の記憶をどのようにして「継承」していくかがここ数年
ずっと課題とされてきていますが、私たちはこれからくる未来に向けて、
本当に動けているんでしょうか?

ひとつの大きな節目となる被爆100年(2045年)20年後は、
ちょっとイメージがつきにくいですが、、、
およそ10年後の被爆90年、2035年の広島では、その継承は
どうなっているのか?これだとちょっとリアルに想像が出来ませんか?

そこで今日のナチュラリストでは、番組を通して
「10年後のヒロシマを想像して、自分は いま何が出来るのか?」と
言うことについて、リスナーの皆さんと一緒に4時間考えました。

番組の中では広島市が養成する「家族伝承者」制度の研修生のほか、
家族が亡くなったり、体験の聞き取りが難しくなったりした
家族伝承者制度の応募条件を満たさない人が活動する場にもなっている
「ヒバク2世の語ろう会」の活動の様子や伝承者の方々、広島市、
学校現場などのそれぞれの葛藤や悩みなども紹介。
リスナーの皆さんからも本当にたくさんのお便りを寄せて頂きました。

10年後のヒロシマを想像したら。。。
今から79年前に何が起きたのか。伝えることが出来ない未来が
そこにやってくるかもしれません。

平和公園にある原爆死没者慰霊碑には「過ちは繰り返しませぬから」と
刻まれていますが、戦争や核兵器を使うことが何を引き起こすかを
知らなければ、ここまで繋いできたその想いは伝わりません。

自分はもちろん、自分より下の世代に広島で起きたことを伝えていく
ためには、今こそが動き出すラストチャンスと思った方がいいのでは
ないでしょうか?

今後も引き続き皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

踏み出す一歩のきっかけになるかもしれない、ヒバク2世の語ろう会
発表会は9月14日(土)に開催されます。こちらもぜひ!


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ヒバク2世の語ろう会 9月発表会について



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