毎月1回出演してもらっている旅する詩人アーサー・ビナードさん。
いま気になる話題に沿った詩(ポエム)を紹介してもらっています。
今月は日本の詩人、高田敏子さんの「水のこころ」という詩。
水は つかめません
水は すくうのです
指をぴったりつけて
そおっと 大切にー
水は つかめません
水は つつむのです
二つの手の中に
そおっと 大切にー
水のこころ も
人のこころ も
皆さんは、この詩からどんなことを想像しますか?
当たり前のように目の前にある水。無限にあるかのように
使い続けている水。いつまでもそこで綺麗にあるように
思ってしまっている水。
人間は水とともに生き、水を使って様々なものを作っているのに、
便利を求めて、水をないがしろにしてしまっていないでしょうか。
そんなことを思わせてくれるお話でした。
気になった方はタイムフリーをチェックしてみてください!
来月はどんな詩を紹介してくれるのか?10月のアーサーもお楽しみに!