東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月は「子どもの個性」をテーマにお話を伺いました。
喜田先生によると個性とは、その人のあるがままの性質のことで、
生まれながらにある性質と、後天的に確立する性質の2種類。
いつ切り取るか、その変化のタイミングも人によって違うので、
「個性」と一言で言ってもすごく難しいものです。
よく個性を伸ばす方法を考えがちですが、
個人の性質だから、伸ばすものでもないのでは?とのこと。
周りの大人は、個性・性質のスポットライトが当たっていない
側面を見せてあげることと、ありのままを許容すること。
どう成長するかなんてわからない子どもたちに対して、
大人は可能性を信じて関わるのが鉄則です。
例えば、個性の一つとして、マイナスに聞こえてしまう、
「あまり自己主張をしない子」は、
見方を変えれば「意見を心に留めることができる、配慮に長けた子」。
いろんな見方ができますよね。
今の日本は過渡期にあり、子どもたちも
多様性と個別最適化された社会を生き抜いていかなければいけない時代。
ただ海外に倣うのではなく、良いところを見習いつつ、
日本の良さは崩さない、日本の教育が培ってきた長所を大切にしつつ、
時代に合わせて進化する、ということが望ましいのではないでしょうか。
来月から新年度、入学式を迎えるお子さんたちも。
新しい環境に身を置き、違う社会の中で生きていくことになります。
今まで気づかなかった、知らなかった自分に出会う機会も増えます。
その過程はとても大切で、変化によるストレスも感じやすい時。
抱え込まないよう、お子さんご自身も保護者の皆さんも
気を付けていきたいですね。
放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!
そして、喜田先生からのお知らせです!
第22回 福山はぐくみ研究会 公開フォーラム「親子で学べる金融教育」
日時:3月30日(日)午後2時 開場 午後2時30分~午後4時
会場:まなびの館ローズコム4階 大会議室
定員:200名
入場料:無料
発起人・コーディネーター 喜田紘平(東林館高等学校 理事長)
ゲストパネリスト 小畠麻里子(ファイナンシャルプランナー)
ゲストパネリスト 金森幸雄(株式会社Financial DC Japan 執行役員)
申し込みは、喜田先生のホームページから。