つどいのひろば

東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
先日、広島市立の小学校140校のうち、
少なくとも9校でPTAが解散、または休会中だという
ニュースがありましたね。
今月は「保護者と学校のかかわり方」をテーマにお話を伺いました。

喜田先生は、PTAは楽しいことや役立つこともある組織で、
ブラッシュアップしていけたらいいけれど、
難しいところもある、と考えている立場です。

PTAの縮小や休会が増えている背景には、
共働き世帯の増加が大きな要因としてあります。
また、昔は「地域で子どもを育てる」という意識がありましたが、
今はプライバシーや個人主義の意識も高まり
コロナ以降は、人が集まること自体に抵抗感を感じる人も増えました。

学校としても、PTAが担っていた業務が減ると困る反面、
保護者の声を無視して続けるべきではないとも考えおり、
「保護者との関わり方」を見直すタイミングになってきています。

PTAがないと困ることは、まず、学校行事の運営に支障が出ます。
また、PTAが集めた寄付や会費を活用して、
図書やスポーツ用具、冷暖房器具の購入をしている場合、
学校の予算だけではまかないきれない部分が出てきます。
保護者の声を学校に届ける「橋渡し役」も担っていますよね。

ただ、全国的に見ると、PTAが解散した後に、
もっと柔軟で自由度の高い「保護者会」や
「ボランティアグループ」が立ち上がっている学校もあります。

PTAの活動は「無理なく参加できる形」を模索する動きが
全国的には活発になっています。
今後は、もっと柔軟で参加しやすい形に移行していき、
保護者も学校も時代に即した組織改革を一緒に考えていく時期、
とのことでした。

放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!

【喜田先生からのお知らせ】
ボランティア団体「福山はぐくみ研究会」が開催する「子ども未来フェス」
地元企業との連携により、
子どもたちが職業・社会体験をできるイベントが今年も開催!
今年は過去最大数の15ブースが出展。
建築、エクステリア(外構)、電気工事、ショップ店員、美容、
カフェ、食品製造、塗装業、警備員、清掃業、介護、助産師、
薬剤師、看護師、JICA(青年海外協力隊)

日時 : 2025年8月10日(日) 13:00 ~ 17:00 (開場 12:45)
対象 : 小学生100名とその保護者の方
場所 : まなびの館ローズコム 4階 (大会議室 他)
費用 : 無料 (お申し込み多数の場合は抽選となります)

○詳しい内容とお申し込みは、ひらがなで『きだこうへい』と検索!



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