東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今日は「子どもとあいさつ」をテーマに、お話を伺いました。
挨拶をしない子が増えた、挨拶が軽くなったという声が聞かれますが、
喜田先生によると、礼儀が失われたという簡単な話ではなく、
社会の構造そのものが変わった結果とのことでした。
昔は、挨拶をするのは、関係をつなぎ続けるという意思表示であり、
この集団のルールを守る、という生存戦略でした。
現代は、挨拶は大事だけど昔ほど命がけじゃない、という
無意識の感覚があるそうです。
そこにもう一つ、防犯意識の高まりが要因として関わってきます。
挨拶をしない子が増えたのは、怠けている、礼儀を知らないというより、
今の社会環境の中で、ちゃんと状況判断をしている結果とも言えます。
子ども同士や先生との挨拶については「なくなった」というより、
形式的な挨拶が減った、ということだそう。
敬意がなくなったというより、関係性の作り方が変わり、
挨拶が、省略されやすい形になっているとか。
喜田先生によると、子どもたちの防犯のためにも、
地域の大人の方々にできることは三つ。
一つ目、あいさつは一方通行でいい。返ってこなくても、気にしない。
二つ目、子どもを評価しない。“あいさつできた・できない”で判断しない。
三つ目、見ているよ、気にかけているよ、という姿勢を伝える。
それだけで、子どもたちはちゃんと守られています。
挨拶に限らず、人に期待しないこと、だそうです。
放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!
そして、喜田先生からお知らせです。
「第23回 福山はぐくみ研究会 公開フォーラム」 を開催
テーマは「子どものやる気を引き出すには?
〜意欲を育てる関わりとその実践方法を探る〜 」
日時は、2026年2月1日(日)午後2時半 開始(午後2時開場)
会場は、福山市霞町のまなびの館ローズコム 4階 中会議室。
お申し込みは、東林館高等学校のHPから。
1月17日、阪神淡路大震災から31年を迎えた今日は、
震災で最愛の一人息子を亡くされた、加藤りつこさんと番組との出会い、
そしてりつこさんの息子、貴光さんをきっかけとされた音楽会について
取材した様子をお届けしました。
りつこさんと、週末ナチュラリストが出会ったのは、2015年。
震災発生から20年の年でした。
貴光さんがびしばしリスナーだったことからつながったご縁。
それから幾度となく、お話を聞かせていただいたり、
神戸で祈りをささげる時間を共有させていただいたり・・・
気付けば、りつこさんとの出会いから11年が経っていました。
災害で大切な人を失ってしまうことの悲しみや命の大切さを、
講演などで伝え続けてきたりつこさん。
さまざまな人との出会いを続けることで、不思議なご縁が広がり、
貴光さんの名前を冠した音楽会
「加藤貴光 折り鶴音楽会」の開催へとつながっていきます。
きっかけは、貴光さんがりつこさんに書かれた
「親愛なる母上様」という手紙でした。
昨年12月20日、貴光さんの誕生日に行われた音楽祭は、
7回目の開催となりました。
会場は、貴光さんが亡くなった夙川地区の公民館。
りつこさんにとって、足を運ぶのがつらい場所でした。
今回出演されたのは、
熊本で活動する音楽デュオ「Viento」の吉川万里さんと竹口美紀さん、
クロマチックハーモニカ奏者の岡直弥さん、
オペラ歌手の井上敬子さん、そして詩人のアーサー・ビナードさん。
放送では、皆さんの演奏も一部ですが、お届けしました。
音楽会の開催を通して、
りつこさんにとって、夙川は苦しい場所ではなくなったそうです。
貴光さんを喪った悲しみを抱えながら歩いていける、
辛い思いを抱えている人も、孤独にならないで一歩踏み出すことが大切、
とお話ししてくれました。
皆さんにとって、りつこさんの言葉、そして音楽会の演奏は
どんな風に感じられたでしょうか。
これからも、貴光さん、一文字さんがつないでくれたりつこさんとのご縁、
皆さんにお届けできれば幸いです。
