つどいのひろば


現在、横川シネマ、シネマ尾道で公開中の映画「チョコレートな人々」をご紹介しました。

映画「チョコレートな人々」
愛知県豊橋市に本店を構えるチョコレート専門店、お店の名前は「久遠チョコレート」。
全国に52の拠点があり、福山や尾道にもお店を構える人気店に成長しました。
久遠チョコレートの代表・夏目浩次さんは、
チョコレートの味以外にも、あることにこだわっています。
それは、障害者を雇うこと、そして適正な賃金を支払うこと。
従業員、およそ570人のうち、およそ6割が身体や心に障害を抱えています。
自閉症、身体麻痺、知的障害など、様々な障害を抱える人が集まる会社の代表として奮闘する、
夏目さんの17年間を追った、ドキュメンタリー映画です。

映画のプロデューサーである阿武野勝彦さんにお話をうかがいました。
阿武野さんは、たくさんのドキュメンタリーを作られていますが、
戦争と障害者に関しては、避けて通ってきた題材だったと言います。
たくさんの人が作っていて、一つの型がある気がしていて、
観る人も見飽きたり、避けているのではないかと感じていたそうです。

だけど、久遠チョコレートの夏目さんは、障害者の居場所を作るために奮闘します。
その様子は、正面から社会の矛盾と立ち向かっています。
その姿から「どうやってわたしたちは働き、どうやってわたしたちは社会を作っていくのか」
といった命題を考え直すきっかけになるのではないかと話します。

これからの世界、他者とどう関わるかが重要なテーマになる。
そのために大事なのは、目配り、気配り、おせっかい。
おせっかいな人が、社会を混ぜられるようになると。
勇気を出して、他者に踏み込んでいきましょう。

チョコレートは、温めれば、何度でもやり直せる。

ぜひ、映画「チョコレートな人々」ご覧ください。

映画「チョコレートな人々」
横川シネマ:2/16(木)まで シネマ尾道:2/10(金)まで
※上映時間などは、各映画館のHPをご覧ください。



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