東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
オーストラリア議会が、16歳未満のSNS利用を禁止する法案を
可決したというニュースを受け、
今月は「SNSとの付き合い方」をテーマにお話を伺いました。
子どもたちのSNSの使用に潜む危険としては、
闇バイトや性犯罪に巻き込まれるリスク、
SNSでのいじめなどが主に挙げられます。
また、事件以外にも日常的なトラブルとして、
使いすぎによる学業や生活への支障や、
SNS利用によるストレスなどもみられているそうです。
今回のオーストラリアのSNSの禁止の法律は、
SNSの運営会社に対して違反した場合、罰金が科されるもの。
保護者や子ども自身への罰則はありません。
オーストラリアでは近年、保護者を中心に規制を求める声が高まっていて、
今後は、年齢確認を厳密する方法が課題となっています。
ただ、77%もの国民が、今回の法案に賛成しているそうです。
SNSに対しての規制は、オーストラリア以外にも、
フランスでは15歳未満はアカウント作成に親の同意が必要で、
イギリスでは16歳未満へのスマートフォンの発売を禁止する方針を検討中。
アメリカのフロリダ州では、
14歳未満のSNS利用を禁止する州法がすでに制定されるなど、
欧米は日本よりかなり進んでいるそうです。
子どもたちがスマホ、SNSと上手に付き合っていくためには、
大人のサポートが不可欠です。
操作などは子どもたちの方が詳しい時代ですが、
トラブルの解決となると、保護者の出番。
スマホに限ったことではなく、困ったときにいつでも相談できる
親子関係を作ることが何よりも大切、とのこと。
依存しがちなスマホやSNSとの付き合い方、考えていきたいですね。
放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!