東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月は「子どものコミュニケーション能力」をテーマにお話を伺いました。
近年、コミュニケーション能力が重視される傾向にありますよね。
ただお子さんたちはというと、コミュニケーションについて
苦手意識を持っている子も少なくない、とのこと。
SNSなどの“一方的な発信”には慣れていても、
“その場で相手とやりとりをする”対面の会話には、
苦手意識を持っている子が増えています。
実は、子どものコミュニケーション能力を育てるうえで、
保護者の関わり、というのはとても大きな意味があるそう。
いかに家庭の中で子どもの「安心感」を醸成していけるかが大切。
人見知りのお子さんもいらっしゃいますが、見方を変えると、
慎重で観察力が高く、初めての環境や相手をよく見てから
関わろうとする能力に長けているということ。
深い人間関係を築くための大切な資質になります。
子どもが何かに挑戦しようとしているとき、
「失敗しても大丈夫」と思える経験だったり、誰かとうまくいかなくても
「またやり直せる」と感じられる関係性だったり、
そういう環境があることで、立ち直る力や自己調整力を身につけていきます。
だからこそ今、学校と家庭と地域が一緒になって、
「非認知能力を育てる土壌」をつくっていくことが、
子どもたちの“将来の幸せ”につながると考えられています。
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