つどいのひろば


東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今日は「子どものストレスとの向き合い方」をテーマにお話を伺いました。

子どもにとってのストレスの場面はさまざまで、
学校での成績や先生との関係、友達関係、
家庭では、きょうだいとの比較や親の期待、
最近はSNSの影響もあり、人間関係の悩みもより複雑になっています。

子どもの頃に感じていた不安や不満、
保護者を含めた大人や社会に対する満たされなさ、悩んでいたことを
大人になるとケロっと忘れて、ほぼ無かったことになって、
子どもに対してつい言ってしまったり、してしまったりする言動が
たくさんあると思います。

子どもからのストレスのサインは、急に無口になる・食欲が変わる・
朝起きられない・好きだったことをやらなくなる・
小さなことで怒る・泣く・テンションが高すぎる・イライラしているなど、
さまざま考えられますが、ポイントはいつもと違うかどうか。
他の子との比較ではなく「その子自身の普段」です。

この時期でいうと「受験」のストレスが考えられます。
大事なことは結果ではなく、その過程。
親御さんだったら「結果がどうであれ、あなたの価値は変わらない。
私にとって最大に愛おしくて、宝物であることは変わらない」
と、ぜひ伝えてあげてほしいとのことでした。 

また、きょうだいがいる場合、上のお子さんが受験生なんてことも。
今受験に臨んでいるお子さんがピリピリするのは仕方ない、
それよりもケアしてあげないといけないのは、
ピリピリに巻き込まれている可能性のある下のお子さんの方かもしれません。
そして、受験を終えて落ち着いてから、
下のお子さんの配慮への感謝を、上の子から下の子へ伝える場面を
間を取り持って作れたら、今後も続く兄弟姉妹の関係が
より強固になるきっかけになるのかな、とのことでした。

保護者として、子どものストレスへの対処にできることは、
とにかく「孤立させない」「一人ぼっちにさせない」
「相談したいと思える関係性を創る」「相談したいときに側にいてあげる」。
自分が相談をする人はどんな風にしてくれるのか考えて、
それを子どもの前で意識するといいよ、とのことでした。
普段から、お子さんとの雑談を大切にしていきたいですね。

【喜田先生からのメッセージ】
先月1月末に、厚労省が、昨年の小中高生の自殺者数を公表しました。
昨年は532人で、また過去最多を更新してしまいましたが、
自殺の原因のトップが「学校問題」です。

学校の運営者としては、毎年すごく歯がゆいし、悔しいし、
うちの学校に来ていたら、自死を選ばなくて良かったんじゃないかなと。
みんなすごく大切な命だから、
もっと人生を謳歌できたかもしれないんじゃないかなって、
このニュースを聞くたびにすごく悔しくて。

学校を運営してるからこそあえて言いますし、
私が言うからこそ説得力があると信じてますが、
「どうか子どもたち、学校ごときで死なないでほしい」。
そして親御さんにも
「たかだか学校ごときで大切なお子さんを死なせないでほしい」です。
あえて「ごとき」という強い言葉を使っています。
自分の命をすり減らしてまで通う価値のある学校など、
この世には1校もありませんので、親子共々心に留めてほしいです。

それを私は心から願っているし、
子どもたちを救える居場所をもっと広げていきたいと思っています。
みんなで子どもたちを支えられる場所を創れたら最高ですし、
このコーナーがその一助になれば、私は幸せなので、
もしちょっと悩んでることあったら、ぜひお便りお寄せいただきたいです。

放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!



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