東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月のテーマは「金融教育」でした。
学習指導要領の改訂で、
2022年4月から高校での金融教育が必修となりました。
学ぶのは、4つの分野。
1.生活設計・家計管理に関する分野
2.金融や経済の仕組みに関する分野
3.消費生活・金融トラブル防止に関する分野
4.キャリア教育に関する分野 です。
ただし、「金融」という教科がある訳ではなく、
家庭科や社会科などの教科の中に組み込まれています。
世界中で行われている金融教育ですが、
日本は世界的に見て、遅れている、とされています。
例として、アメリカでは、1960年代には消費者教育がスタート、
1970年代からは全国規模での経済教育を展開されています。
一方日本では、金融が身近な学びとしてなかなか結び付いていないようです。
ただ、詐欺の被害も増えている今の時代、
金融リテラシーを高めていくことが必要とされています。
学校の先生ではなく、外部の専門家による教育が求められる一面も。
4月に発足した「金融経済教育推進機構」では、
金融教育の司令塔の役割を担うことが期待されています。
そして、喜田先生からのお知らせ。
東林館高校の学校説明会&個別相談会が開催されます。
5月26日(日)午後1時半開始
福山市光南町にある、東林館高等学校・福山本校で行われます。
ご相談だけでも、お早めに。
詳しい内容、お申込みはHPをご覧ください。東林館高校で検索を。
お問い合わせは、☎ 084-923-4543 まで。
放送の内容について、詳しくは「こちら」をチェック!
暮らしの中で重要なお金に関すること、
どんどん変化していますよね。
物価は上がり、法律は変わり、投資もNISAが新しく・・・
まず何を意識すればいいのか、広島市西区にある、
岡崎純也税理士事務所のファイナンシャルプランナー、
宮垣佳代さんに教えていただきました!
特に押さえておきたいのが、相続にまつわること。
・相続税の控除のお話
・教育資金の贈与のお話
・不動産相続登記のお話
の3つのシチュエーション別に、ポイントを伺いました。
ただ、相続の話って、なかなか簡単にしづらいし、
元気なうちから自分事としてとらえるのも難しい…
そこで宮垣さんのおすすめは、「エンディングノート」!
ここ最近、よく聞くようになりましたが、進化しているそうです。
響きが寂しいので、「もしもノート」としてお話しいただきました。
生活と切っても切れないお金の話、
ちょっと立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
今日のつどいのひろばは、
エビバデ!ゆるゆるチャレンジの特別編!
「ゆるチャ」ならぬ、「やるチャ」のお題を募集しました!
いつものゆるゆるチャレンジもいいのですが、
岡さんとスタッフ、あまりにもクリアが少ないのではと…
ということで、リスナーの皆さんも巻き込んで、
「やる気チャレンジ」として5月は挑戦します!
皆さんからたくさんいただいたお題の中から、
4つが今月のお題に決定しました!
難易度1 初詣に行った神社仏閣に途中経過を報告する
難易度2 冷蔵庫の掃除をする
難易度3 フラワーフェスティバルに行く(フラワークイーンより)
難易度5 毎日違う格好をする(タッキーさんより)
今月も、5月の最後の放送で結果報告を行います!
皆さんもいつもよりちょっと気合を入れて、
一緒にチャレンジしてくださいね!
東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月のテーマは「子どもの励まし方」でした。
「励ますこと」は、受け取る側の解釈によるところが大きく、
言葉選びの前に、信頼関係の深さが重要です。
励ますのがモチベーションを上げるため、の場合は、
結果よりも経過で評価してあげること。
データ上では、結果をほめる、評価すると
逆効果になりやすいと出ているとか。
頑張っている過程をほめてあげることが大事です。
そして、相手の求めているものが何かを探ること。
励ましではなく、寄り添うことや共感を求めていることもありますよね。
励ますことは、目的ではなく手段だと自覚しておくことも大切です。
重要なのは「背中を押す強さとタイミング」。
励ましは、突き放す行為になってしまう可能性もあります。
相手を観察して、知って、見極めることが必要です。
今月のお話を総括すると、子どもを励ます時に気をつけたいことは、
1.相手が求めているものが何かを探る。
励ますことがゴールではない、あくまで手段の1つだと分かる。
2.全部を自分で背負うことをやめる。
人は何を言われるかよりも、誰に言われるかを重要視する人が多いと知る。
3.一度で決めに行かない。深い人間関係はトライ&エラーの繰り返し。
相手を観察しながら、適宜トライしていくことが大事。
詳しくは「こちら」をチェック!
今週のつどいのひろばは、
岡さんが最近出会った、素敵な1冊について。
『先生あのね 1年1組かしま教室①ひみつやで』という本です。
監修をされた、むかいさとこさんにお話を伺いました。
神戸市で小学校教諭をされていた、鹿島和夫さんが始められた
「あのね帳」をご存知でしょうか?
小学校1年生の子どもたちが毎日詩を書いて先生に伝え、
さらに先生が返事を書く、という対話ノートです。
本には、鹿島先生と児童の皆さんの40年間の対話の中から、
189の詩が掲載されています。
むかいさんは、鹿島先生となんだか運命を感じるような出会いをされ、
志を引き継いでいらっしゃいます。
先生と子どもたちのやり取りを目にして、
読者としてたくさんの大人が影響され、
心が動いた方からメッセージをいただくこともあるそうです。
自分のありのままだった頃のことを思い出させてくれるあのね目線、
大事にしていきたいですよね。
どんな方に特におすすめですか、とお聞きしたところ、
「言葉を話す方ならどなたでも」とのこと。
決して教育書や子ども向けの本ではないんです。
むかいさんのお気に入りの詩もご紹介いただきましたよ。
思わず、ハッとさせられる、小学生の視点、
みなさんもぜひ触れてみてくださいね。