先日、広島市教育委員会が、平和教育の小学生向け教材から
漫画『はだしのゲン』を削除する方針を決め、話題になりましたね。
「浪曲は現代の児童の生活実態に合わない」と指摘があったとか。
たしかになじみがないかもしれない、ということで、
浪曲師・曲師の玉川奈々福さんに、浪曲について教えてもらいました!
浪曲とは、簡単に言うと、物語を語る芸です。
一席あたり30分くらい、短いものだと10分のものもあるそう。
三味線と一緒に唄ったり語ったりする「和製ひとりミュージカル」です。
ちなみに浪曲では、歌うではなく「うなる」と言うそうです。
奈々福さんは、浪曲に親しんでもらいたいと、
小学校などで演じたり、浪曲体験などもされています。
さらに海外での公演もされていて、その方法は字幕の表示。
現地では「ブラボー!」と絶賛されたとか。
伝統芸能ではありますが、自由なアレンジができるのが浪曲のいいところ。
現代に寄せた作品として、誰もが知っている話
「シンデレラ」を元にした「浪曲シンデレラ」は、
迫力もあって、新鮮な感じもして、もっと聴きたくなりましたよね!
今まで知らなかった浪曲の世界、たくさん教えていただきました!
『はだしのゲン』の教材からの削除の話についてお伺いすると、
浪曲を知ってから言ってほしい、
実際に小学校でもやっているので、披露させてとお願いしたとのことでした。
今回、放送では、浪曲の実演のシーンは、
玉川奈々福さんのYouTubeチャンネルから音声をいただきました。
曲師は、沢村豊子さんです。
皆さんもYouTubeで「奈々福チャンネル」と検索してみてくださいね!
そして、公演にもぜひ!
毎月お送りしている、
東林館高等学校理事長 喜田先生の親子教育相談所。
今月は、第4週目にお越しいただきました。
今月のテーマは・・・「子どもたちのマスク生活」
新型コロナウイルスの流行により、着用が求められるようになったマスク。
学校などの集団生活では特に、必須となり、
子どもたちの中では、クラスメイトの顔を知らない、なんてことも。
そんなマスクの着用ですが、先日政府が、新たな指針を出しました。
マスクは子どもたちにどんな影響を与えているのか、
そしてこれからどうなっていくのか、喜田先生に伺いました。
詳しくは「こちら」をチェック!
そして、喜田先生からお知らせです!
◎第9回ふくやま不登校セミナー
「子どもが『学校に行きたくない』と
言い出した時の保護者の対応、先生の対応」
今夜7時からスタート、夜9時まで。参加費無料です。
場所は、福山市千代田町1丁目1-2
エフピコアリーナふくやまの多目的室です。
申し込みは、東林館高校のHPから。
一文字弥太郎さんが亡くなった。
そんな事実を伝えることになって、今日で1年が経ちました。
今でもこの冒頭の文章を書いても、信じられない思いが去来します。
岡さんをはじめ、リスナーの喪失は未だ大きく、計り知れないものです。
そんな思いに寄り添う、1篇の詩を紹介しました。
タイトルは、「さよならのあとで」。
イギリス教会の神学者、ヘンリー・スコット・ホランドさんが書いたもので、
発表されたのは、100年以上前の作品になります。
この詩は、日本では長い間、絶版となっていましたが、
2012年に復刊されて、改めて日の目を浴びました。
この「さよならのあとで」を復刊した、島田潤一郎さんに、
どうして、100年以上前の作品を出版するに至ったのか、お話をうかがいました。
島田さんは、2008年に従兄を事故で亡くされました。
ある日、親しい人がいなくなることが信じられなかった。
悲しいというより、恐ろしい気分だったと回想します。
文学青年だった島田さんは、今まで以上に本を読むことに没頭。
その中で、この「さよならのあとで」に出会ったそうです。
島田さんは、この本を出版するために出版社を立ち上げ、
ひとり出版社を立ち上げ、本づくりに奔走することになります。
最初は従兄のご両親である叔父、叔母を慰められればいい。
そんな思いでスタートした本の製作でした。
叔父と叔母のためにと思って仕事をしていたそうです。
しかし年を追うごとに、
彼がある日いなくなったから、こういう仕事をしている。いるなら、この仕事はしていない。
従兄のことを思い出すと、力をもらえると感じているそうです。
私達が声とか仕草を思い出せれば、その人は生き続けるのです。
「さよならのあとで」
あなたが大きな悲しみを背負った時、思い出して開いてほしい一冊です。
家計を苦しめる物価高や光熱費の高騰…
そんな時こそ家計を管理して立ち向かおう!ということで、
広島友の会の桑原恵理さんに、
家計簿のつけ方・生活への活かし方を教えてもらいました!
家計簿って、創刊されたのはなんと1904年!
友の会を創った羽仁もと子さんが作ったものがはじまりで、
120年近く、形を変えずにあり続けているとか!
この羽仁さんの家計簿の特徴が、「予算」を立てること。
収入の中で暮らすためには、確かに大事なことですね。
ただ、つけた方がいいよな~と思いつつ、なかなか実行に移せないことも…
(ちなみに岡さんは、20回はつけ始めた記憶があるとか…)
そんな皆さんは、アプリを活用するといいみたいですよ~!
桑原さんが使っているのは「クラウド家計簿 kakei+(カケイプラス)」!
入力にかかるのは毎日1~2分程度。
集計も自動で、グラフも作ってくれるので、見やすかったです!
友の会では、何に使いすぎたか、どう工夫すれば、など共有して、
皆さんでやりくりに役立てているそうです。
生活を見直すためにも、家計簿、始めてみませんか?
現在、横川シネマ、シネマ尾道で公開中の映画「チョコレートな人々」をご紹介しました。
映画「チョコレートな人々」
愛知県豊橋市に本店を構えるチョコレート専門店、お店の名前は「久遠チョコレート」。
全国に52の拠点があり、福山や尾道にもお店を構える人気店に成長しました。
久遠チョコレートの代表・夏目浩次さんは、
チョコレートの味以外にも、あることにこだわっています。
それは、障害者を雇うこと、そして適正な賃金を支払うこと。
従業員、およそ570人のうち、およそ6割が身体や心に障害を抱えています。
自閉症、身体麻痺、知的障害など、様々な障害を抱える人が集まる会社の代表として奮闘する、
夏目さんの17年間を追った、ドキュメンタリー映画です。
映画のプロデューサーである阿武野勝彦さんにお話をうかがいました。
阿武野さんは、たくさんのドキュメンタリーを作られていますが、
戦争と障害者に関しては、避けて通ってきた題材だったと言います。
たくさんの人が作っていて、一つの型がある気がしていて、
観る人も見飽きたり、避けているのではないかと感じていたそうです。
だけど、久遠チョコレートの夏目さんは、障害者の居場所を作るために奮闘します。
その様子は、正面から社会の矛盾と立ち向かっています。
その姿から「どうやってわたしたちは働き、どうやってわたしたちは社会を作っていくのか」
といった命題を考え直すきっかけになるのではないかと話します。
これからの世界、他者とどう関わるかが重要なテーマになる。
そのために大事なのは、目配り、気配り、おせっかい。
おせっかいな人が、社会を混ぜられるようになると。
勇気を出して、他者に踏み込んでいきましょう。
チョコレートは、温めれば、何度でもやり直せる。
ぜひ、映画「チョコレートな人々」ご覧ください。
映画「チョコレートな人々」
横川シネマ:2/16(木)まで シネマ尾道:2/10(金)まで
※上映時間などは、各映画館のHPをご覧ください。