広島家族。元気じゃけんいきいきプロジェクトとは?

近年、広島県内では、従業員の健康を守る
「健康経営®」に取り組む企業が増えてきています。

一方で、広島県の健康寿命は男性71.97歳(全国27位)、
女性73.62歳(全国46位)と低位にあります。
また、特定検診の実施率も全国平均を下回り、
広島県民の健康に対する意識は決して高いといえないのが現状です。

そこで、RCCラジオは
広島市の健康づくり計画「元気じゃけんひろしま21」とタイアップ。
ラジオを通じて、リスナー1人1人の健康に対する意識を高めるとともに、
健康経営に取り組む企業の輪を広げようという取り組みです。

【健康経営とは?】
従業員などの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること。
健康経営を行うことは、生産性や従業員の創造性、企業イメージの向上などにつながると期待されています。

​​​​​​※​「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

出演:広島元氣いっぱいプロジェクト 岩崎浩美さん

  RCCラジオ(月)~(金)11:40~「おひるーな」内で放送中。
  平日午後2時、決まった時間に流れるラジオトレーニング。
  デスクで座ったまま、
  あるいは停まった時に車中できる簡単トレーニングを
  動画付きで詳しくご紹介します。


出演:広島市健康推進課 久留原由佳さん(保健師)

Q 広島市では「定期的な運動習慣を持っていない人」が非常に多いそうですね。
  実際はどのような状況?
⇒・広島市は、「健康づくり計画『元気じゃけんひろしま21』」に基づいて、
  広島市民の健康寿命を延ばすことを目標に、さまざまな取組を実施。
 ・現状把握の調査の結果、39歳~64歳の働く世代を対象とした、
 「1日30分以上の運動を週2日以上、1年以上継続している方」の割合が
  近年悪化していることが明らかに。
  
  (平成22年度)男性31%、女性26%
 →(平成28年度)男性20%、女性18%
   ※どちらも10ポイント近く悪化

Q 運動は体にとっては大切なこと?
⇒・糖尿病、高血圧などのいわゆる「生活習慣病」は
  望ましくない生活習慣の積み重ねて生じてしまう病気。
  「生活習慣病」を予防するためには、「生活習慣」を整えることが大切で、
  食事・運動・睡眠のそれぞれに気を付けていただくことが必要。
 ・特に、運動は、取り組むことで生活リズムが整ったり、ストレス解消につながるし、
  しっかり体を動かすことでお腹が減ってご飯をしっかり食べることができたり、
  夜ぐっすりと眠ることにもつながる。

Q そこで、広島市がおすすめしているのが「ウォーキング」?
⇒・それぞれの好きな運動に取り組んでいただくことが一番だが、
  広島市では特に「誰でも」「気軽に」取り組める運動の一つとして
  「ウォーキング」の推進に注力。
 ・今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になったものも多いが、
  各区保健センターではウォーキング教室やウォーキング大会を開催。
  各地域の見どころなどを紹介したウォーキングマップも制作。

Q (マップを見ながら)それぞれの地域で、素敵なマップを作ってる?
⇒・地域のみなさんがボランティアで参加し、
  区の保健師と一緒に実際にルートを歩いたり、
  地元のおすすめポイントを紹介してくださったりして、
  それぞれの地域でマップを制作。
 ・一緒にマップを作ったメンバーでウォーキンググループとして
  活動を続けているところもある。
  仲間ができることも運動を継続するためにとても大切な取組。

Q 仲間と一緒に歩くと楽しくて続けることができそう!
⇒・今はコロナのこともあり、なかなか人と一緒に運動することに難しさがあるかも。
  確かに、感染症対策の面では、人と人との距離を保つ、
  可能な範囲でマスクをつけるといった工夫が必要になるとは思う。
 ・一方、ウォーキングは一人でも手軽に始めることができる運動。
  広島市では、ウォーキングを楽しく続けるお手伝いができるように
  「ウォーキング認定制度」を設けている。
  毎日の歩数や歩行距離を記録していただき、
  一定の距離に達した方へ広島市長からの「認定証」と記念品の「オリジナルバッジ」と
 「広島広域都市圏ポイント発行引換券」をお渡ししている。
  個人で取り組むことができるので、ぜひ毎日のウォーキングの楽しみにしてほしい。

Q そういった楽しみがあると、ウォーキングを続けることもできそう。
  広島広域都市圏ポイントは、どのようなところで使える?
⇒・広島広域都市圏ポイントは、三原市エリアから山口県岩国市エリアまでの
  24市町で構成される「広島広域都市圏」の中で使える地域共通のポイント。
  加盟店でのお買い物に使ったり、地域の特産品などの抽選に応募できたりする。
  ぜひ歩いてポイントをためてください。
 ・広島広域都市圏ポイントやウォーキング認定制度については、
  広島市のホームページで詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。


出演:全国健康保険協会(協会けんぽ)広島支部 尾田 慎一さん

Q 全国健康保険協会(協会けんぽ)とはどんな団体?
⇒・主に中小企業で働く従業員とその家族など
  約4000万人が加入する健康保険を運営する日本最大の医療保険者。
 ・主な活動内容は、健康保険証の発行、各種健康保険給付、
  健康診断、保健指導、など実施。
  「健康経営」を県内の企業に広め、サポートする活動も行う。
 ・協会けんぽ広島支部には、広島県民の約4割が加入。

Q 「ヘルスケア通信簿」は、協会けんぽが発行しているんですね。
  ヘルスケア通信簿とはどんなものなんですか?いつごろ送られてくる?
⇒・ヘルスケア通信簿は従業員10名以上の協会けんぽ広島支部加入事業所を
  対象に送付。
  ・過去3年分の医療費・健診結果の集計値を記したもの。
 ・①従業員の医療費、②健診の受診率、③保健指導の実施率、
  ④生活習慣病リスク保有者の割合、⑤生活習慣をグラフにし、
  健康に関するデータを見える化したもの。
 ・広島支部全体や同業種の平均値との比較を行っているため
  自社の健康課題を一目で把握できる。
  ・今年度は2月5日に広島県内の事業所10,450社を対象に発送。

Q グラフになっているのでわかりやすい。
  健診の受診率が低ければ、受診を促せばいいし、血糖値が高い社員が多ければ
  社員食堂のメニューを変えてみるなど次の対応を考える上で参考になる。
⇒・結果は社内で回覧やメールなどで従業員にも情報提供できるほか、
  企業の衛生委員会や経営者会議などで健康課題を議題として活用もできる。
 ・大切なのは自社の健康課題や取組状況を会社と従業員が共有すること。
  従業員みなさんが健康づくりの取組を意識し、
  進めることで健康増進につながる。
  その結果、将来的な医療費の抑制や企業の生産性向上にも
  つなげていけることが期待できる。
 ・ヘルスケア通信簿は健診結果を集計したものなので、
  まず年に一度、健診受診を。
  コロナウィルス感染症で不安があるかもしれないが、
  健診機関でも感染ガイドライン等に基づき、
  換気や消毒など感染症予防対策をしている。

Q 尾田さんが特にこのヘルスケア通信簿の中で注目してほしいところは?
⇒・ヘルスケア通信簿のなかで注目していただきたいのは、
  医療費や糖尿病リスクの割合。
  広島支部の加入者は糖尿病リスクが全国平均より高いこともあり、
  協会けんぽ広島支部では糖尿病の重症化予防に注力。
  重症化するとさまざまな合併症を発症し医療費がかかるため、
  治療を中断されている方に治療再開を促すお知らせを送付。

Q ヘルスケア通信簿の結果を踏まえて、新たな取り組みを始めたい、
  でもどうしたらいいかわからないという場合は、
  協会けんぽで相談に乗っていただくことはできますか?
⇒・協会けんぽ広島支部に連絡すれば相談可能。
 ・ヘルスケア通信簿のデータの見方、
  生活習慣病リスクに合わせた運動・栄養・喫煙など
  健康づくりの提案、他社の健康づくりの好事例の紹介を行う。
 ・健康づくりの専門家が事業所にお伺いし、
  生活習慣病予防・健康経営・メンタルヘルスなど
  事業所に合わせたテーマで各種講座を実施。
  (現在はコロナの影響で止めているが、4月からは実施したい)

Q 自分の会社でも健康経営に積極的に取り組みたい場合はどうすればいい?
⇒・ヘルスケア通信簿から健康課題をみていただき、
  まずは健康経営に取り組みたい事業所は、
  協会けんぽの「ひろしま企業健康宣言」に申し込み。
  エントリーシートを記入し、協会けんぽにFAX。
  (エントリーシートは、協会けんぽ広島支部HPに掲載、
   ヘルスケア通信簿にも同封)
・宣言後に送付するチェックシートでまずは現状の課題把握が可能。
・協会けんぽ広島支部:082-568-1011 
  平日8:30~17:15 にお問い合わせを。


出演:広島大学 大学院 医系科学研究科 坂口 剛正教授

●新型コロナウィルスの流行で、マスク生活がほぼ1年近くになろうとしています。
  その中で、マスク不足になったり、オシャレなマスクが出てきたりと
  マスクを取り巻く環境も大きく変わってきましたね。
⇒・中国からマスクも入ってきたり、国内製造も進んだり、アベノマスクもあったり、
転売が禁止されたりして 安定供給されるようになった。
すっかり定着。

●海外でも、そんな印象ですね?
⇒・コロナの流行前はマスクをしている人は病気。予防という習慣がなかった。
  ・その一方でマスクの重要性のデータが出た。

●どんなデータなんでしょうか?
⇒・東京大学医科学研究所感染・免疫部門ウイルス感染分野の河岡義裕教授は、
  新型コロナウイルスの空気伝播、つまり飛沫感染に対する、
  マスクの防御効果とマスクの適切な使用法の重要性を明らかにした。
  それによると、マスクをするとだいぶ防げる。

●どんな実験だったんですか?
⇒マネキンからウィルスをくしゃみのように噴出させて、マスクをしたマネキンに人工呼吸器をつないで
  どれくらいウィルスを吸い込むかという実験。
 ・ウィルスを吸い込む率は材質・厚さにもよるが 不織布>布
 ・ウィルスを出している人につけるほうが効果高い。うつしにくい。

●マスクの機能もいろいろありますが、やっぱり役に立つんですね?
⇒新型コロナは接触感染などでも感染している。
  PCのキーボードや、携帯端末やタブレットの共用、使いまわしで、手から口にいって感染。
  マスクしていると手が口にいかないので抑止の意味もある。

●改めてですが、マスクの正しいつけ方を教えてください。
⇒・隙間がないようにつける。ワイヤーをまげて、隙間がないようにぴったりと。
  ・鼻出しはNG。

●食事の時とか、一時的に外すときとか、いろいろ言われていますが、どうなんでしょうか?
⇒ウィルスがついている表面を触らないように。ヒモを持って引っ張って。
  どちらを上にしておくかは、いろいろと議論がある。

●取り換え頻度はいかがでしょうか?
⇒原則は一日一枚。マスクの消毒は、手に入らなかった時期は過ぎたので、そこまでやらなくとも。

●最後に気を付けることを教えてください。
⇒とりあえず、マスクをしておきましょう。
  しておくと、濃厚接触者にならない。マスクして話をしていると濃厚接触者とみなさい。
 どうしても、休憩やごはんで外しますが、可能な限り、少人数や個人で過ごすように。



出演:NPO法人ヘルスケアプロジェクト代表 鉄穴森陽子さん

Q 発酵食にはどんな食べ物がある?
⇒・私たちが普段使っている調味料の味噌、醤油、みりん、
  日本酒、甘酒は麹でできた発酵食品。
  酢は酢酸菌、納豆は納豆菌、乳酸菌はぬか漬けなど、
  すでに私たちは多くの発酵食品を子どものころから食べ続けている。
 ・世界的にも日本人の平均寿命が長く、
  ずっと世界1位、2位を保っていられるのは、
  長い間発酵食品を取り続けているからだという研究結果もある。
 ・海外から入ってきた発酵食で有名なのは、
  乳酸菌ではヨーグルトやチーズ、発酵バターやキムチ。
  酵母菌では、ビールやワインやパン。
  酢酸菌ではワインビネガーやバルサミコ酢、黒酢、ナタデココも
  酢酸菌の仲間により作れる発酵食品。紅茶やウーロン茶も発酵食品。

Q 発酵食を食べるとどんないいことがある?
⇒・人間の腸内には約1000種類、100兆個、
  重さにすると1キロ~1,5キロの腸内細菌が生息していて、
  それらにはヒトの体に有用に働く善玉菌と有害な働きをする悪玉菌、
  そのどちらでもない中間菌の3グループがあり、これらがバランスをとっている。
 ・偏った食事や不規則な生活、ストレスが重なると悪玉菌が優勢になり、
  免疫力が下がって、糖尿病や動脈硬化、がん、
  また最近の研究では認知症にもなりやすいという報告もある。
  いつもヒトを健康にする善玉菌が優勢な腸にしておかなければいけない。
 ・発酵食は、善玉菌の代表格であるビフィズス菌や乳酸菌を持っていて、
  それを直接取り込んで腸内の善玉菌を増やしましょうというもの。
  これらの菌は腸内にある程度の期間は存在しても、
  住み着くことはないとされているため、
  毎日続けて食べて、腸内に補充しておくことが大切。
 ・「せっかく発酵食を食べても、ビフィズス菌や乳酸菌は、
  胃液の酸で死んでしまって、生きて腸まで到達しないので意味がない」
  ということも言われるが、研究によると、
  死んでしまっても善玉菌を作る成分に有効な生理機能はちゃんと残っているそう。

Q 発酵食をとることによって期待できることは?
⇒例えば「酢」の酢酸には食後血糖値の上昇抑制、体脂肪・内臓脂肪の減少、
 血圧低下作用、疲労回復など、たくさんの健康効果があると言われている。
 その効果を得るためには1日あたり15mL(大さじ1杯)程度を
 継続して摂取することが大切。
※調味料として使えば、簡単に摂取可能。
 料理に酢を加えることで、コクや旨味が増すし、
 魚や肉の臭みを取ってくれたり、食材の腐敗を抑える防腐効果もある。

Q 「酢」がこれからの季節、
 多くの人が悩まされる「花粉症」にもおすすめだと聞いたんですが・・・?
⇒・酢の第2のパワーの「酢酸菌」が注目を浴びている。
  酢はアルコールから作られる調味料で、製造の途中で薄い膜ができる。
  この膜が酢酸菌で、この菌がアルコールをエサにして酢を作ってくれる。
 ※この酢酸菌にアレルギー反応が過剰に働く免疫反応の暴走を止める役割があることが判明。
 ・市販品の多くには、酢酸菌を取り除いた澄んだ液の酢が出回っているが、
  昔ながらの製法で作られている酢に、この酢酸菌が残っているにごり酢がある。
  黒酢やバルサミコ酢にも酢酸菌が含まれているにごり酢が多いので、
  花粉症で悩んでいる方は一度試してみては?

Q 飲むための酢が店頭に並んでいるのをよく見かける。市販の酢のドリンクでもいい?
⇒・市販の酢のドリンクには「飲みやすいように糖質・甘味料が添加されている」ので注意。
  普段黒酢ドリンクなどを飲まれている方は、商品の原材料名の欄を一度確認してみては?

Q 発酵食を上手に食事に取り入れるポイントは?
⇒・調味料として使うと毎日、上手に取り入れられる。
  塩の代わりに手作りの塩麹や酢を使うと、塩分も少なくて済むし、
  まろやかな味になり、しかもお肉などは柔らかくおいしくなる。
 ・砂糖の代わりに甘酒を使うと急な血糖値の上昇が抑えられるし、
  甘酒が持ついろいろな栄養もとれる。
 ・外食が多い方は、とにかく自分に合う発酵食品を見つける事から始めてみてください。
  手作りしなくても、市販品がたくさん出ている。
  迷った場合は、甘酒を毎日おちょこ一杯から始めるのもいいかも。

Q 鉄穴森さんのおすすめ発酵食レシピを教えてください。
⇒・「八丁味噌で作るビーフシチュー」。
  通常、ビーフシチューといえばデミグラスソース。
  野菜と豆味噌(名古屋名物の味噌煮込みうどんや味噌カツに使われる、
  豆麹だけで作られた色の濃いお味噌)でソースを作る。
  コクがあって、味噌だけで作ったとは思えないほどホント絶品の発酵食料理。
 ・おススメの簡単にできるドレッシング。
  塩麹(大さじ1)に、オリーブオイル(大さじ1)、
  ハチミツ(大さじ1/2)、レモン汁(大さじ1/2)を、よく混ぜ合わせるだけ。
  レモン汁の代わりに白ワインビネガーやお酢を使うと、
  ダブルで発酵食を取ることができる。
 ・甘酒を使ったデザートもおすすめ。
  食物アレルギーがあって卵や乳製品や小麦などが食べられない子どもたちに、
  不足する栄養素を補えておいしいレシピを提案する「チームアレルギー」のウェブサイトで
  一番人気は「甘酒でパンナコッタ」。
  甘酒とココナッツクリームを混ぜて固め、イチゴのソースをかけたもの。
  見た目もきれいで、子どもにも大人にも大人気。

  ★参照:チームアレルギーHP http://www.team-allergy.com/?cn=101114

Q 鉄穴森さんに発酵食のこと、もっとお聴きしたいんですが、
  どこかで話を聴ける機会はありますか?
⇒・島根県邑南町で2020年7月から古民家カフェ「茶と糀梅田屋」をオープン。
  5月~9月末の金・土・日・祝日だけ営業。
  地元産のオーガニック野菜と麴を使ったヘルシーなランチプレートや
  紅茶やケーキ、南アルプスの八ヶ岳から取り寄せた天然氷のかき氷が人気。
  かき氷も手作りの甘酒で作ったシロップを使うなど、手作りの発酵食にこだわっている。
 ・コロナが収束してくれば、「茶と糀・梅田屋」でも、平日発酵料理教室を始める予定。
  ▼2021年6月9日 広島市の中国新聞文化センターのメルパルク教室
  ▼2021年6月30日 島根県邑南町の食の学校で開催予定 
 (21年2月3日現在)
※詳しくは、インスタグラム、またはフェイスブックで「茶と糀・梅田屋」でチェックを。


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