広島家族。元気じゃけんいきいきプロジェクト 広島家族。元気じゃけんいきいきプロジェクト

従業員の健康を守る『健康経営』を始めよう!

出演:全国健康保険協会(協会けんぽ)広島支部 神田和幸 支部長

【健康経営とは?】
従業員の健康管理を企業の重要な経営課題の1つとして、経営的な視点で向き合うこと、
つまり、従業員の健康管理に向けた取り組みは、「コストではなく将来への投資だ」という
考え方で、今、徐々に企業の関心も高まっている取り組みです。

Q改めて全国健康保険協会とはどんな団体?
 ・主に中小企業で働く従業員とその家族など約4000万人が加入する健康保険を運営する
  日本最大の医療保険者。広島支部は約54000事業所、110万人が加入。
 ・主な活動内容:健康保険証の発行、各種健康保険給付、健康診断、保健指導等を実施
  「健康経営」を県内の企業に広め、サポートする活動も行う。

Q実際、「健康経営」の考え方は広島県内でも企業のあいだで広まりつつある?
 ・広まりつつあるが、54000事業所のうち、健康経営の第一歩である「健康宣言」をしている事業所はわずか2.7%ほど。
 ・54000事業所のうち8割以上が社員10人未満の中小企業で、そういった会社ほど、
社員が1人でも病気で欠けると影響が大きい。
⇒身体的精神的健康を保ち、長い活躍が必要不可欠

Q従業員の健康を気遣う企業姿勢は働く従業員だけでなく、就職活動中の学生にとっても
 魅力的では?
 ・経済産業省(2016年)の就職先に望む勤務条件に関するアンケートで、
「従業員の働き方への配慮」と答えた就活生は43.8%、親は49.6%。
 ・企業イメージの向上による新卒の人材確保、離職者の減少など良い影響も聞く。
 ・今後、研究が進めば、生産性の向上による企業業績向上や医療費削減等、
  健康経営の効果がさらに実証されてくるはず。

Q「健康経営」に興味があるという企業は、まずどうすればいい?
 ・協会けんぽ広島支部に相談(協会けんぽ広島支部HPにも詳しく記載あるので是非)
 ・健康経営を始める第一歩は、「健康宣言」にエントリーすること。

Q宣言したあとは、どんな取り組みをすれば?
 ・手洗いうがいの強化、3密を避ける(感染症対策)、
  職場でラジオ体操を行う、エレベーターを使わず上り下りする(運動機会の増加)など、
  できることから実践開始。
 ・毎年5月頃にチェックシートを提出、一定の基準を満たす場合に改めて「認定証」を送付。
  
Q協会けんぽでは、その他にも「健康経営」に関連した活動を行っているんですか?
 ・協会けんぽ広島支部主催「健康セミナー」を毎年開催。(去年は広島・福山・東広島で)
  健康経営に関する専門家の基調講演、実践企業による好事例の紹介等を行った
 ・新型コロナウイルスの状況次第ではあるものの、今年も計画中。
 ・健康経営の先進事業所の事例をまとめた「好事例集」の発行や
  健康づくりの専門家を事業所に年に一回は無料で派遣する「出前講座」なども実施。

Q「健康経営」「ひろしま企業健康宣言」に興味があるという企業や経営者の方は?
 ・協会けんぽ広島支部への連絡先 082-568-1011(平日8:30~17:15)
 ・協会けんぽ広島支部HPもぜひ参照を。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/hiroshima/cat080/20170317001/



TOP