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おひるーな・プラス~がん検診の最新事情/がんの画像診断~

出演:「霞クリニック」北村直幸院長

Q 広島県のがん検診の受診率はあまりよくない?
⇒胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん いずれも受診率は全国平均より低い。
 
Q がん検診はどんなことをする?
⇒1つの検査ですべてがわかる検査はまだない。
 検査方法はいくつもある。がん検診は大きく2種類に分けられる。
① 体から出てくるもの(排出物)を検査して調べる
② レントゲン、胃カメラ、超音波などで画像化してみる。

Q 画像診断にも種類がある?
⇒内視鏡で直接見る方法、レントゲン写真を撮る方法、CTで体の輪切りの画像を撮影する方法、MRIの磁石を使った検査もある。

Q 私たち、患者にとってMRIやCTといった画像診断はどんな良さがあるのでしょうか?
⇒病気を目で見ることが出来る。説明時も理解しやすい。
 CTやMRIなどの高度な検査機器であれば、小さな状態で病気を見つけることが出来る。

Q 霞クリニックはその専門?
⇒検査画像を読み解く専門の科が放射線診断科。全身(頭から足先まで)について画像診断という領域において一定水準の知識や技能を備えている。霞クリニックではその放射線診断専門医が9人勤務。北村院長もその一人。

Q画像診断にはどんな設備が必要?霞クリニックにはどんな設備がある?
⇒霞クリニックにはMRIが2基、CTが1基ある。また提携先である(株)エムネスに「CT車」と呼ばれる、
車内にCTを搭載したトラックが1台ある。

Qなぜ数少ない画像診断専門のクリニックを開設したのか?
⇒通常多くの方が受診されるクリニックや診療所にはMRIやCTは備わっていないことが多く、これら検査は大病院に集中する。そのためMRIやCTの検査に数週間~2か月ほど待たされることも少なくない。症状が続いているのに画像診断できないために適切な治療を開始できない、とか、画像診断できないので癌かどうかわからない状況が続く、といった患者さんや医療従事者がかかえる不安、不満を解消するため、一日でもはやく質の高い画像診断を提供したいと考えた。
  霞クリニックでは、専門医が画像を見て、コメントをつけて病院にお返している。

Q 体に不安がある、診てもらいたいという方は霞クリニックで画像診断してもらえる?
⇒・1つは検診。肺がん検診や、脳ドックを主体とした検診を実施。
いわゆる健康診断や日帰りドックとは異なり、特定部位や疾患に特化したオプション検診のようなもの。長くタバコを吸うし家族歴もあるから肺がんが心配、くも膜下出血の家族歴があるから脳動脈瘤が心配というような方にお勧め。ただし、費用は全額受診者の負担
・もう一つはほかの病院やクリニックからの紹介。
症状があってどこかの病院を受診された際、そこの先生に「画像診断するなら霞クリニックにお願い
したい」と伝えてほしい。先生に紹介状を書いてもらって、それを持ってお越しください。

Q 提携先のCT車の使い道は?
⇒検査室をお届けするようなイメージ。仕事の合間に受けられる。検査に10分はかからない。
県内の有名企業など、福利厚生として健康経営に力を入れておられる企業に利用してもらっている。
肺がんをレントゲン写真で早期発見するのは至難の業。CTでの検査がより有効。
喫煙歴のある方、家族が煙草を吸う方は自分でCTを受けるというのもオススメ。
低線量の撮影のため、検査による被ばく量もかなり抑えられている。

・従業員のために検診に力を入れようという企業には、「CT車による肺がん検診」と
「霞クリニックでの乳がん・肺がん・脳ドックの検診」を考えていていただけたら。
・病気を早期発見早期治療することは、その方個人の幸福につながり、同時にお勤め先
企業の利益になる。



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