出演:オタフクホールディングス株式会社
総務部 部長 山田 貴啓さん
Q オタフクソースはもともとソースを作っていたわけではない?
⇒ 1922年に酒・醤油の卸小売業「佐々木商店」として創業。
1938年に醸造酢、1950年にソースの製造を始めたメーカー。
戦後お好み焼店様のご要望を伺いながら、
試行錯誤を重ねて開発したのが主力商品の一つ「お好みソース」。
Q グループ全体どのくらいの人が働いている?
⇒ 現在グループとして国内6社、海外3社で構成
正社員・パート含め約700名が働いている。
Q オタフクホールディングスが、3年前から健康経営優良法人に認定。
グループ全体でも健康経営に力を入れている?
⇒ ホールディングスを中心に、グループ全体で
社員の心と体の良好な健康維持向上する事を経営的な視点で考えている。
社員の心と健康を維持向上させる為に様々な取り組みを行っている。
2008年:モチベーションサーベイ(いきいきサーベイ)、
2012年:ストレスチェック(こころの健康診断)を行い、
2020年1月に就業時間内禁煙、8月より敷地内禁煙に踏み切った。
さらに社員の意識改革を目的に今年6月からオフィスカジュアルを導入。
Q 健康経営の取り組みの一つで、
全社員が自分に合った福利厚生メニューを選べる制度があるそうですが?
⇒ 全社員が均等に、個人の必要にあう福利厚生メニューを選択できる
「セレクトプラン」を導入。
社員には1年間有効なポイントが与えられ、リフレッシュのための利用補助や、
健康増進のためにジム利用費を補助するなど、
セレクトメニューから自由に選んで学びやリフレッシュに利用している。
導入すぐの利用率は伸び悩んでいたが、年々増加傾向。
Q 社員食堂では、一人一人が健康を意識できるシステムになっているそうですね?
⇒ もともとは給食弁当対応だったが、
食に携わる企業として温かいものは温かく、
冷たいものは冷たく食べる場面を提供させていただく為に
2014年に食堂を開設。
・食堂名は社員からの公募で「〇(まる)キ食堂」。
・社員の食堂導入による評価は高く
また食堂利用精算時に摂取カロリーや栄養素などが表示され
自身がデータ管理できるようになっている事も評価されている。
Q そもそも健康経営に力を入れるようになったきっかけは?
⇒「食を通じて『健康と豊かさと和』をもたらし、
笑顔あふれる社会に寄与する」という理念のもと、
創業当初から現在に至るまで、お客様や社員の健康を第一に考えた。
食に携わる企業として、財産である社員の健康は大切。
福利厚生の充実はもちろん、
コミュニケーションの促進や子育て支援制度など社員にとって
働きやすい環境を作ることで、
心身の健康とパフォーマンスの向上を図っている。
2017年5月の「ヘルシー宣言」より、
あらためてすべての企業活動の軸を「健康」とすることを
全社員で決意し、商品開発やメニュー提案などに取り組んでいる。
Q 健康経営に力を入れるようになって、社員の方の反応や変化は?
⇒ 会社から社員に、
「健康=『こころ』と『からだ』が良好な状況を継続していくもの」と
発信し続けている。
少しずつだが、社員の健康に対する意識は高まってきているのではないか。
働き続けた結果ではないが、弊社においてメンタル休職者が減少。
Q 健康経営で、今後力を入れていきたい取り組みは?
⇒・定期健康診断において所見有、2次検査受診対象者への働き掛けが課題。
会社では2次検査対象者には上司を通して検査受診を促している。
・2年前の33%から昨年67%までに上昇したが、
総務としては100%受診を目指していきたい。
昨年より健康診断結果のデータベース化も進めている。
Q 最後に、伝えたいことは?
⇒・会社のお客様とは普通は生活者、お得意先様、
パートナー企業様と言われている。
オタフクソース総務部のお客様は社員と考えている。
社員満足度UPが総務部の目標。
新型コロナウイルス禍の中、
弊社においても様々なイベントが中止となってしまっており
大変な状況とはなっているが、
新たな考え、取り組みを行い
更に社員満足度がUPするよう一丸となって頑張っていきたい。