出演:広島市健康推進課 久留原由佳さん(保健師)
Q 広島市では「定期的な運動習慣を持っていない人」が非常に多いそうですね。
実際はどのような状況?
⇒・広島市は、「健康づくり計画『元気じゃけんひろしま21』」に基づいて、
広島市民の健康寿命を延ばすことを目標に、さまざまな取組を実施。
・現状把握の調査の結果、39歳~64歳の働く世代を対象とした、
「1日30分以上の運動を週2日以上、1年以上継続している方」の割合が
近年悪化していることが明らかに。
(平成22年度)男性31%、女性26%
→(平成28年度)男性20%、女性18%
※どちらも10ポイント近く悪化
Q 運動は体にとっては大切なこと?
⇒・糖尿病、高血圧などのいわゆる「生活習慣病」は
望ましくない生活習慣の積み重ねて生じてしまう病気。
「生活習慣病」を予防するためには、「生活習慣」を整えることが大切で、
食事・運動・睡眠のそれぞれに気を付けていただくことが必要。
・特に、運動は、取り組むことで生活リズムが整ったり、ストレス解消につながるし、
しっかり体を動かすことでお腹が減ってご飯をしっかり食べることができたり、
夜ぐっすりと眠ることにもつながる。
Q そこで、広島市がおすすめしているのが「ウォーキング」?
⇒・それぞれの好きな運動に取り組んでいただくことが一番だが、
広島市では特に「誰でも」「気軽に」取り組める運動の一つとして
「ウォーキング」の推進に注力。
・今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になったものも多いが、
各区保健センターではウォーキング教室やウォーキング大会を開催。
各地域の見どころなどを紹介したウォーキングマップも制作。
Q (マップを見ながら)それぞれの地域で、素敵なマップを作ってる?
⇒・地域のみなさんがボランティアで参加し、
区の保健師と一緒に実際にルートを歩いたり、
地元のおすすめポイントを紹介してくださったりして、
それぞれの地域でマップを制作。
・一緒にマップを作ったメンバーでウォーキンググループとして
活動を続けているところもある。
仲間ができることも運動を継続するためにとても大切な取組。
Q 仲間と一緒に歩くと楽しくて続けることができそう!
⇒・今はコロナのこともあり、なかなか人と一緒に運動することに難しさがあるかも。
確かに、感染症対策の面では、人と人との距離を保つ、
可能な範囲でマスクをつけるといった工夫が必要になるとは思う。
・一方、ウォーキングは一人でも手軽に始めることができる運動。
広島市では、ウォーキングを楽しく続けるお手伝いができるように
「ウォーキング認定制度」を設けている。
毎日の歩数や歩行距離を記録していただき、
一定の距離に達した方へ広島市長からの「認定証」と記念品の「オリジナルバッジ」と
「広島広域都市圏ポイント発行引換券」をお渡ししている。
個人で取り組むことができるので、ぜひ毎日のウォーキングの楽しみにしてほしい。
Q そういった楽しみがあると、ウォーキングを続けることもできそう。
広島広域都市圏ポイントは、どのようなところで使える?
⇒・広島広域都市圏ポイントは、三原市エリアから山口県岩国市エリアまでの
24市町で構成される「広島広域都市圏」の中で使える地域共通のポイント。
加盟店でのお買い物に使ったり、地域の特産品などの抽選に応募できたりする。
ぜひ歩いてポイントをためてください。
・広島広域都市圏ポイントやウォーキング認定制度については、
広島市のホームページで詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。