おひるーな・プラス~放っておくと危ない低血糖~

出演:久安医院院長 大久保雅通先生

Q 低血糖とはどんな状態で、どんな症状がある?
⇒・血糖値が70mg/dl未満の状態。
  しかし、血糖値が低くても症状のないこともあれば、
  70mg/dl以上でも症状がでることがある。
 ・典型的には手の震え、動悸、冷や汗などであるが、空腹感のこともある。
  低血糖の程度が強いとき(血糖値がより低いとき)はふらつきや意識障害を起こすことがある。

Q なぜ低血糖はおきる?
⇒・3分の2は糖尿病の治療薬(飲み薬、注射)によるものだが、
  薬の種類によって低血糖を起こしやすいものとそうでないものがある。
 ・低栄養による低血糖と、アルコールによる低血糖が2割程度。
 ・その他に反応性低血糖(一過性の高血糖に反応した状態)や、胃切除後の低血糖がある。
  また一部の薬剤(不整脈の薬など)で低血糖が生じることが知られている。

Q 健康な人でも低栄養やアルコールで低血糖のような症状が出ることはある?
  糖質制限ダイエットをしているという話をききますが、なりやすいということは?
⇒・糖質を制限すると低血糖になることもあるかもしれないが、
  しょっちゅう起きるものではないのでは。
 ・過度な制限、急な糖質量の変化はさせず、減らすときは徐々に減らす、
  ダイエットを終えて増やす時も徐々に増やすということは大切。

Q もし、低血糖の症状が出た場合、どう対処したらいいのでしょうか?
⇒・まず低血糖かどうかを診断するために症状のある時の血糖値を知る必要がある。
  意識の場合は無理に食べさせたり飲ませたりすることはいけない。
  (誤嚥や窒息の可能性があるため)
  ・基本的には糖質を含んだ食物あるいは飲料を摂取すれば回復するが、
  可能な限り原因を知り正しく対処することが大切。
  ・重症の低血糖は、特に自動車の運転の際に事故につながらないようにしなければならない。

Q 車の運転と低血糖に関係がある?
⇒・意識を失って、大きな事故につながるケースも。
  過去にも同様な事故が起きている。

Q 低血糖にならないためにどんなことを注意すればよい?
⇒・原因によって対処方法は異なる。
 ①糖尿病に治療に伴うもの
   食事と治療(内服・注射)が適切に行われているか検討する。
   注射療法を行っている場合、血糖自己測定を行うことが保険で認められている。
   運転前に測定することで自動車事故を防ぐことが可能。
   長距離運転では常に糖分を含む食品や飲料を準備しておくことも必要。

 ②低栄養、アルコール過剰摂取
   それぞれを避けること

 ③反応性低血糖、胃切除後
   ゆっくりよくかんで食べることで症状が軽減することがある。
   糖質の多いものを一度にとりすぎないことも効果がある。

Q 持病等もなく何か食べることでよくなる方はそれほど気にしなくてもいいかも。
  持病がある方、あるいはその他に気になる症状がある方は
  早めにかかりつけ医に相談したほうがいいかもしれませんね。
⇒・早めに相談することが大切。


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