おひるーなプラス!~おいしいだけじゃないお茶の力

出演:静岡県立大学食品栄養環境科学研究院 
   茶学総合研究センター 特任教授 中村 順行さん

Q お茶の種類と違いについて教えてください。
⇒・お茶はCamellia sinensisというツバキの仲間の植物の芽を加工して作られる。
 ・新芽を摘んだ後、すぐに酵素の活性を止めたものが緑茶。
  酵素の活性を十分に活かしたものが、発酵と呼ばれるもので紅茶になり、
  お茶全体の70%を占める。その途中で止めた半発酵茶が烏龍茶。

Q 茶葉の酵素の活性の程度で味や香りがあれだけ変わるんですね。
  緑茶の中でも味が大きく違いますよね。
⇒・酵素の活性の止め方で、蒸気で蒸したものが日本の緑茶。釜で炒って止めたものが中国の緑茶。
 ・世界的には緑茶の95%は中国の釜炒り製緑茶。
  日本の緑茶は4%程度で幻に近いもので、お茶全体の中の1.2%に過ぎません。
 ・日本の緑茶の中に、抹茶、玉露、煎茶、番茶などがあります。

Q お茶には体に嬉しい成分もいろいろありますよね。詳しく教えてください。
⇒・お茶には他の植物には見られない渋みの素であるカテキン類とアミノ酸の一種であるテアニン、さらにはカフェインがある。
 ・カテキンは強い抗酸化作用があり、抗がん、抗肥満、抗菌、抗アレルギー作用など多くの機能性
 ・テアニンはホッとする作用。興奮抑制、リラックス効果、脳・神経機能を調節などなど
 ・カフェインは覚醒作用、強心、代謝促進作用などなど
 ・その他、不溶性のビタミンE、ビタミンA、ビタミンCなど多く含まれています

Q 普通に急須でお茶を淹れたら、すべての成分が摂れるんですか?
⇒・急須で淹れた時の浸出液に出てくる成分と溶け出さない成分があり、
  溶け出さない成分は抹茶や粉末茶として摂取できます。

Q 広島も緊急事態宣言が出され、緊張した毎日が続く・・・
  リラックスする際にお勧めのお茶の種類や入れ方があれば教えてください。
⇒・お茶‼ 飲んでほっとしませんか? ホッとする成分はアミノ酸の中のテアニンの効果です
 ・テアニンを摂取するとα波が多く出て、リラックスできます
 ・日本茶は、お茶の種類のみならず淹れ方によっても浸出液の成分濃度を変えることができます

Q 気分が落ち込むこともありますが、そんなときにはどんなお茶を選べばいいのでしょうか?
⇒・気分が落ち込んだ時には中枢神経興奮作用のあるカフェインを摂取するのも良いです
 ・カフェインは上級煎茶に多く、熱湯で浸出しやすいため、高級茶を熱湯でさっと入れていただくことですっきりとしましょう
 ・仕事中にもシャキッとするためカフェインの多い上級煎茶はおすすめ。覚醒効果が期待できる。

Q お茶を飲むときに注意することがあれば教えて下さい。
⇒・お茶は好きな時に好きなお茶を好きなだけ飲むのが良いのですが、TPOに合わせて飲むと一段と美味しくいただけます。
 ・寝る前にはカフェインを多く含む上級煎茶や玉露を飲むと人によっては就眠の妨げになることも。
  そんな時には、玄米茶や低カフェイン茶の様なお茶を飲むことをお勧めします

Q まだまだ暑い日が続いていて、水分補給は欠かせません。
  自分に合うお茶をみつけて、美味しく頂きたいですね。
⇒・喉の渇きをいやすのは水でも良いが、心の渇きをいやすのはお茶が良い
 


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