おひるーなプラス!~木と私たちの健康~

唐澤AN)
今日は木と私たちの健康について取材してきました!
お話をうかがったのは、東京学芸大学の准教授、萬羽郁子先生です。
先生は、室内空気環境と住まいに関する研究をされています。 
まずは、木が人に与える影響についてお聞きしました。
    
ON 萬羽先生)
日本では、古来より森林から得られる木材の特性を活用して住宅や家具、
玩具など多くのところに木材を利用して、いわゆる木の文化を育んできました。
そのなかで、木材の良さとしては、
まず最初に見た目のあたたかさが挙げられます。
また、木の柔らかさというのは、衝撃音をまろやかにしたり、
空隙といって空気をたくさん含むことができる隙間を持っているので
そのおかげで触れたときに触った時にヒヤッとせず心地よいことや、
吸放湿性能によって湿度を調整したり、
木の香りを感じてリラックスしたりできることが挙げられるかと思います。

唐澤AN)
木の家具などを見るとあたたかい印象を受けるのは
このような理由があったんですね!

唐澤AN)
続いては、私たちにあたたかい印象を与えて癒してくれる
木のパワーについてお聞きしました。

ON 萬羽先生)
私たちは、木の魅力を目で見て香りで嗅いで手や足で直接触ってと
五感を使って感じています。
以前私たちが行った実験で、無垢材を使用した実験室と
新建材を使用した実験室の中に入って1時間くらい過ごしてもらったところ、
無垢材を使用した部屋では、より落ち着く、安心する、
あたたかい印象を持たれているということが分かりました。
さらに、感情や気分状態を評価するPOMSという調査表があるんですが、
その評価結果からも無垢材を使用した部屋では、
疲労や混乱などのネガティブな気分状態が生じにくいということも
明らかになりました。
これは木が持つあたたかみがある落ち着くような雰囲気があることや、
心地よい香りによって副交感神経が優位に働いて、
リラックス状態になったということが理由として考えられます。

唐澤AN)
続いて、木がなぜ私たちをリラックスさせてくれるのかお聞きしました。

ON 萬羽先生)
全体的に木の落ち着く雰囲気や香りによる
リラックス効果によるものと考えられますし、
実はその中に、閾値が高く、私たちには香りとしては感じにくいにもかかわらず、
睡眠改善効果があるものとして、セドロールという成分があります。
このセドロールという成分は、
私たちにとって香りとしては感じにくい成分なんですけれども、
副交感神経を優位にする鎮静作用があることで知られています。

石橋AN)
木そのものがリラックス出来るのは、なんとなくわかるけど、セドロール!?
聞きなれない成分ですが、どんなものにも含まれているの?

唐澤AN)
焦らないでください。ちゃんと聞いています。
セドロール、身近にどんなものに含まれているんでしょうか?

ON 萬羽先生)
セドロールという成分は、例えばヒノキや杉の精油にも含まれていますので、
寝室などでセドロールが含まれている精油を試してみるというのは
いかがでしょうか。

唐澤AN)アロマとかってことですかね?

萬羽先生)はい。アロマの精油にも含まれていますし、
他にも木の香りを楽しめるようなアロマのスプレーなどもありますし、
入浴剤や、それから、最近は枕に入れたり枕元に置いたりして
木の香りを感じられるチップ状のものやプレートのものもありますので、
雑貨として取り入れることもできるかなと思います。
それから木製の食器も身近にあるかなと思うんですけど、
木製の食器も使っていると気分が落ち着いたり
温かみのある雰囲気になることもこれまでの研究で分かっていますので、
ぜひそれぞれの地域で生産された木材について調べてみたり、
身近なところから地域の材を雑貨や小物などで使ってみるのは
良いかなと思います。

唐澤AN)
木を生活に取り入れてみることで、癒しも得られます。
なおかつ木を有効活用することが日本の森林を守ることにもつながりますので
ぜひ、自分に合った使い方を探してみてはいかがでしょうか!


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