広島家族。元気じゃけんいきいきプロジェクト 広島家族。元気じゃけんいきいきプロジェクト

おひるーなプラス!~健康経営をはじめよう~

出演:全国健康保険協会広島支部企画総務グループ
    可部 礼奈さん

Q 協会けんぽ広島支部では県内で健康経営を広めるために、
  「ひろしま企業健康宣言」制度を展開。
  この制度をスタートされて、変化を感じますか?
⇒・「ひろしま企業健康宣言」は会社の経営者自らが、
  従業員の健康づくりに率先して取り組むことを社内外に宣言していただき、
  健康づくりに取り組んでいただく事業。
  開始して8年目になるが、令和5年3月において、
  ひろしま企業健康宣言エントリー事業所数が「4,000社」を突破。
 ・年々、飛躍的に増加し、昨年度は1年間で約1,000社がエントリー。
  県内に「健康経営」の意識が浸透している。
  大切な従業員は会社の人財。
  新型コロナウイルス感染症の長期化で従業員の健康被害や精神的ストレスが高まり、
  会社での健康づくりの重要性が高まっていると感じる。

Q それぞれの事業所の健康経営に対する取り組みのレベルも
  上がっているそうですね?
⇒・協会けんぽ広島支部では、
  毎年、ひろしま企業健康宣言エントリー事業所に対して、
  1年間の健康経営の取組状況に関するチェックシートをお送りし、
  健康経営の取組状況を振り返っていただいている。
  チェックシートの取組状況に基づき、認定基準を充足された事業所を得点に応じて、
  3段階(ゴールド・シルバー・ブロンズ)で「健康づくり優良事業所」として認定。
 ・今年度は、8月21日に「令和5年度 健康づくり優良事業所」に
  認定した事業所は1,752社。
  これは前年度の1.2倍で年々飛躍的に増加している。

Q ことしの協会けんぽ広島支部の調査で、
  改めて健康経営の効果が明らかになったそうですね?
⇒・協会けんぽ広島支部では、保有する医療費・健診データの分析や
  健康経営の取組状況について事業所からアンケートに協力いただき、
  データから健康経営の効果などの分析。
 ・健康経営に積極的に取り組んでいる会社ほど、
  従業員の医療費の節減、会社を退職する方が少ないなどが明らかに。

Q 具体的にはどのくらい違ったんですか?
⇒①従業員(被保険者)の一人当たり年間医療費(令和3年度)は、
  広島支部全体の平均が18万8877円。
  それに対して、健康経営優良法人2023認定法人では16万8675円。
  ★およそ2万円もの差。

 ②特に退職が多い10代・20代における退職者の割合は、
  広島支部全体が19.5%。
  それに対して、健康経営優良法人2023認定法人では、14.6%、
  令和4年度の健康づくり優良事業所のうち、
  最も認定基準を満たした5つ星(ゴールド)事業所に絞ると、
  12.2%で7.3%もの差があった。

Q すでに健康経営に取り組んでいる企業が次のステップとして目指すのは、
  経済産業省などの「健康経営優良法人」の認定ですが、
  今頃が申請の時期なんですよね?
⇒・8月21日から経済産業省の「健康経営優良法人2024」の受付が開始された。
  全国、約17,000社の会社が取得している今注目の認定制度。
 ・健康経営優良法人の申請に費用の負担があるが、
  従業員の健康づくりに積極的な会社として「全国」に
  アピールすることができ、十分な価値がある。

Q 協会けんぽ広島では、健康経営優良法人の申請に、
  ぴったりなサポートがあるそうですね。
⇒ ・広島支部では、オリジナルで作成した
  「健康経営優良法人サポートブック2024」を
   ひろしま企業健康宣言事業所に配布し、申請のサポートを行っている。
 ・各項目の取組みや申請書の入力ポイントを解説しており、
   サポートブックは広島支部のホームページに掲載しているので、
   ぜひ、認定に向けて参考にしてほしい。

Q 最後に可部さんからお伝えしたいことがあればお願いします。
⇒・協会けんぽ広島支部では、「健康づくりの好循環」の定着を目指している。
 ・「健康づくりの好循環」とは、加入者の皆様が、年に一度必ず健診を受ける。
  その結果により保健指導を受けたり、
  症状が軽いうちに早めの医療機関に受診する。
  そうすれば、皆様が健康度を高め、健康寿命の延伸を実現できる、
  というサイクルのこと。
 ・健康づくりの好循環を定着させ、社内の従業員全員が、
  健康で生き生きと働き続けられる状況・環境を目指し、
  必ず年に1回健診受診を。



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