福井内科医院
美容皮膚科栄養療法糖尿病専門医外来担当
福井 美典 先生
Q 私たちが恐れている紫外線とはいったい何?
⇒・紫外線のうち地上に届くものには、UV-AとUV-Bがある。
・<UV-A>は、エネルギーは弱い。ブルーライトにも含まれる。
しかしディープ紫外線と言われ、肌の深皮(コラーゲン弾力のもと)や
メラノサイト(しみを作る場所)に影響。
すぐには表れないけど、5年10年してからしみやたるみの原因に。
雲や窓ガラスを通り抜けやすい性質を持っているので、曇りの日や家の中でも対策が必要。
Q UV-Bは?
⇒・<UV-B>は、日焼けのおもな原因になる紫外線。すぐに影響。
エネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こす。
皮膚がんやシミの原因に。
Q 紫外線に対抗するには何が必要?
⇒・ビタミンCが必要です。不足するとシミが消えにくくなったりコラーゲンが減ったりします。
Q 日焼け止めも効果はある?
⇒・(選ぶポイント、塗るときのコツを教えてください)
Q うっかり日焼けしてしまった時に家でできることってある?
⇒・ビタミンCとトラネキサム酸です。
・まず抗酸化作用のあるビタミンCのコスメ、パックなどでたっぷり補給する。
・そして抗炎症作用のあるトラネキサム酸で赤みをおさえる。
・それを1週間くらい続けてください。
・顔以外の場所も、ちょっともったいないですが同じ方法で。また男性も。
・いよいよの時は病院で高濃度のビタミンCを点滴をしたりする。
Q 一方で、体に必要なビタミンDを作るのに、
日光を浴びた方が良いという話も聞きますけど・・・。
そもそもビタミンDとは何?
⇒・骨を強くする。免疫をあげる。メンタルを保つ。
月経前症候群などにも関係している。静かだけど大事。
・すぐにどうこうじゃないけど、貯金しておくべき栄養素。
Q そのために日光を浴びなきゃいけない、
日焼け止めを使うと効果がなくなるって聞いて、
じゃあどうすれば良いの??って思っていたんですけど・・・。
⇒・太陽の光が刺激になって、活性型ビタミンDが作られる。
でも例えば南国に住んでいる人とそうでない人そこまで大きな差はなくて、
100の中の40に対して15くらい
・実は ビタミンDは食べ物からもとれます!
しいたけやマイタケ、しめじなどのキノコ類や、しらす、イワシなど
・サプリもあります